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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第10戦チェコGP 初日レポート

2017年08月05日 16:32  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
中上がチェコGP初日を17番手スタート
パウィは18番手

2017年8月4日(金)
Rd.10 チェコGP
オートモトドラム・ブルノ・サーキット
コンディション:ウエット
気温:27℃ 路面:38℃

 およそ一カ月の夏休み期間を経て、2017年シーズンの後半戦がスタートしました。第10戦チェコGPの戦いの舞台はオートモトドラム・ブルノ・サーキットです。レースウイーク初日となる金曜日のフリー走行では、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が、午前と午後の2回のフリー走行を終えて自己ベストタイム2分04秒259を記録し、初日総合17番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、2分04秒294で総合18番手としました。

 午前のセッションは、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。ウエットコンディションで行われた45分間のセッションで、中上は無用なリスクを避けながら慎重かつ堅実な走りを続け、25番手に。パウィも着実な走りで29番手タイムを記録しました。

 午後のFP2は、路面が乾いてドライコンディションで行われました。数日前まで鈴鹿8耐で1000ccのスーパーバイクに乗っていた中上は、少しずつ、Moto2本来の鋭い走りを取り戻していきます。パウィも着実にフィーリングを向上させながら、初日の順位をトップ20圏内で締めくくるポジティブな一日になりました。

 明日のFP3は午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。午後には、決勝レースに向けたグリッドを決定する45分間の予選が行われます。

中上貴晶 (17番手 / 2'04.259 / +1.284)
「サマーブレイク期間は、8耐でずっと1000ccの大きなバイクに乗っていたので、今日はその点に注意をしていたのですが、まだ少しスーパーバイクの癖が残っていたようです。このサーキットは過去にポールポジションを獲得して表彰台にも上っている比較的相性のいいコースですが、今日は自分の歯車を合わせきれませんでした。明日はしっかりとその点を改善し、いいグリッドを確保できるように気を引きしめて臨みます」

カイルール・イダム・パウィ (18番手 / 2'04.294 / +1.319)
「サマーブレイク後に久々にマシンに乗った初日としては、ポジティブな一日だったと思います。今日は気持ちよく走ることができました。学習を進めて改善していく余地はまだたくさんありますが、焦らず、確実に進めていきます。明日も一生懸命がんばります。結果はおのずとついてくるでしょう」

岡田忠之 チーム監督
「大排気量のバイクから小さいバイクに戻ったときは、少し戸惑うところもあるものですが、身体が覚えているフィーリングは自然に戻ってきます。明日の走行では、中上の本来の走りに戻るでしょう。パウィは落ち着いてセッションに取り組めていることが、今日の結果につながりました。初日をトップ20圏内で締めくくれたので、上出来だと思います」