トップへ

ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第10戦チェコGP 初日レポート

2017年08月05日 16:22  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア
チェコGP初日はアティラプワパが初日総合17番手
鳥羽は26番手につける

2017年8月4日(金)
Rd.10 チェコGP
オートモトドラム・ブルノ・サーキット
コンディション:ウエット
気温:23℃ 路面:27℃

 およそ一カ月のサマーブレイクを終え、2017年シーズンの後半戦初戦となる第10戦チェコGPが、オートモトドラム・ブルノ・サーキットでスタートしました。Moto3クラスは、金曜日に午前と午後それぞれ40分間のフリー走行を実施。Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは、2分23秒340の自己ベストタイムで初日総合17番手。チームメートの鳥羽海渡は、2分23秒736で26番手につけました。

 午前のFP1は大粒の雨が降る中で行われ、ウエットからのスタートになりました。決して理想的とは言えないコンディションでも、アティラプワパと鳥羽は高低差の激しいサーキットをしっかりと走り込み、コース特性の理解に努めました。このセッションで、アティラプワパはHonda陣営の最上位につける3番手タイムを獲得。鳥羽は慎重な走り出しで33番手タイムを記録しました。

 午後のFP2では、両選手はライディングの改善と、コースのさらなる攻略を進めました。アティラプワパは密度の濃いセッション時間を過ごし、明日に向けて自信を深めています。鳥羽は一度もピットボックスに戻らず、ひたすら周回を重ねることで、ライディングの改善に成功しました。

 明日のFP3は、現地時間午前9時(日本時間午後4時)にスタートする予定です。

ナカリン・アティラプワパ(17番手 / 2'23.340 / +2.521)
「今日は収穫の多い一日でした。このサーキットを走行するのは今日が初めてなのですが、フィーリングもよく、楽しんで走ることができました。今日の自分の走りとリザルトで、大きく自信を深めることができました。初日のパフォーマンスとしては、ここまでの10戦で最もいい走り出しになったと思います。明日の天候がどうなるのか分かりませんが、この調子で引き続きがんばります」

鳥羽海渡(26番手 / 2'23.736 / +2.917)
「午前はうまく走ることができなかったので、午後のセッションではライディングの変更を意識して取り組みました。マシンの上でかなり身体を動かせるようになったので、しっかりとバイクを曲げることができるようになり、加速でもグリップを得られるようになりました。明日もこの方向性でさらにライディングを磨いていきます」

岡田忠之 チーム監督
「ナカリンはこのコースでの初走行にもかかわらず、午前のウエットコンディションですばらしいポテンシャルを発揮してくれました。午後もしっかりと習熟を進めてくれたので、明日もこの調子でがんばってほしいです。鳥羽は、FP2では一度もピットインせずにひたすら走り込むことで、ライディングの課題を理解でき、非常に有意義で貴重なセッションになりました」