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スーパーGT:公式練習はレクサスがトップ3。WedsSport ADVAN LC500最速

2017年08月05日 11:12  AUTOSPORT web

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WedsSport ADVAN LC500
2017年のスーパーGTは8月5日、富士スピードウェイで第5戦の公式練習が行われ、GT500クラスはWedsSport ADVAN LC500がトップタイムをマーク。GT300クラスはARTA BMW M6 GT3がトップにつけた。

 第4戦SUGOから2週間、スーパーGT夏の3連戦の第2ラウンドが富士スピードウェイで開幕した。この日は朝から灰色の雲が上空に広がったが、天候は晴れ。気温25度、路面温度29度というコンディションのなか、セッションは定刻の8時50分にスタートした。

 セッション序盤はGT300クラスが勢力的に周回するなか、まずはKEIHIN NSX-GTが1分31秒583で暫定トップにつけ、2番手にEpson Modulo NSX-GTが続く展開となる。その後、セッション開始から20分を過ぎたころにはMOTUL AUTECH GT-Rなどが1分30秒台に突入していった。

 公式練習はスタート早々にEpson NSXが単独スピンしたほか、S Road CRAFTSPORTS GT-Rがダンロップコーナーへのブレーキングでオーバーランしたが、そのほかに目立った混乱はなし。各チームとも午後の予選へ向け、着実にメニューをこなしていく。

 セッション残り50分を切ろうかというタイミングで、前戦のGT300ウイナーであるGAINER TANAX AMG GT3が1コーナーでスピン。ランオフエリアで立ち往生する形となったため、赤旗が掲示。セッションは一時中断される。

 GAINER AMGはFROにけん引される形でコース外へ。回収に時間がかからなかったこともあり、セッションは赤旗掲示から4分後の9時47分に再開された。なお、GAINER AMGは植毛 GT-Rと接触があったようだが、審議の結果、インシデントと裁定されている。

 セッション再開直後にはVivaC 86 MCがいったんマシンをランオフエリアで止めたほか、レクサスコーナーでARTO 86 MC 101がスピンした以外にアクシデント、クラッシュなどはなし。10時15分から各クラスの専有走行時間に突入した。



 10時15分から、まずはGT300の専有走行に突入。ここではセッションに復帰したGAINER AMGなどが自己ベストを更新していくが、トップのARTA BMWを上回るマシンは現れず。そのままセッション終盤のアタック合戦を迎える形となる。

 しかし、セッション残り3分を切ったところで埼玉トヨペットGreen BraveマークX MCが1コーナーでオーバーシュート。ランオフエリア先のグラベル上でストップし、身動きが取れなくなったため、セッション2度目の赤旗が掲示された。

 この赤旗により、GT300の専有走行は終了。ARTA BMWがトップタイムにつけ、2番手にGULF 911、3番手に初音ミク AMG、4番手にHitotsuyama R8といったオーダーで公式練習を終えた。

 コースオフしたマークXが回収され、セッションは10時32分にGT500の専有走行で再開される。ここではセッション残り2分といったところで各チームがアタックを開始。まずはWedsSport LC500が1分30秒190でトップに浮上する。

 その後はフォーラムエンジニアリング GT-Rやカルソニック IMPUL GT-Rなど、ニッサンGT-R勢が上位につけたが、最後のアタックでレクサスLC500勢がジャンプアップ。2番手にKeePer TOM'S LC500、3番手にau TOM'S LC500と続き、レクサス勢がトップ3を独占。4番手にフォーラムエンジニアリング GT-Rが続く形となった。

 2017年のスーパーGT第5戦富士は、この後14時35分よりノックアウト形式の公式予選が行われる。