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嵐が持ち味を受け継いだ先輩グループは? 相葉雅紀の“V6兄さん”発言から2組の関わりを辿る

2017年08月05日 07:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 嵐の相葉雅紀が、7月30日放送の『シブヤノオト』(NHK総合)にVTR出演した。嵐のメンバーが音楽番組に単独で出演することはきわめて珍しい。今回相葉が登場したのは“旬な芸能人におすすめの音楽を訊く”「セレブノオト」というコーナー。相葉が音楽についてソロで語る貴重な機会でもあった。


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 番組では、相葉が普段車の移動中に音楽をよく聴くこと、ラジオで自分の知らない曲や新しい曲にふれていることが語られ、思い出のライブは、小学5年生の頃に母親と2人で赤坂のライブハウスに観に行ったダイアナ・キングが挙げられた。それが相葉にとっての人生初ライブであり、そこで生の「Shy Guy」(1995年)を体感したのだという。


 また、もっとも思い入れのある曲として挙げたのが、V6の3枚目シングル曲「BEAT YOUR HEART」(1996年)。この曲は、メンバー全員によるソロパートや交互に繰り出されるラップが印象的なダンスチューン。相葉がジャニーズJr.として初めてレッスンに行った日に振り付けを教わった曲だったそうだ。実はこの「BEAT YOUR HEART」と嵐のメンバーの関わりは深い。V6が初めてミュージッククリップを撮影した曲であり、当時Jr.だった大野智がトランペットを吹く役でワンカット出演した曲でもある。過去のライブのMCで大野が櫻井翔も出ていたということを語っていたが、映像ではなかなか判別することができず、その真偽はいまだ謎に包まれている。


 続けて相葉は「最高なんですよ、V6兄さんたち。6人が6人とも。あんないい人たちいないなっていう、素晴らしいっすよね」と目を輝かせながら熱弁を振るう。しかし、番組のゲストとしてV6がスタジオにいることが明かされると、「え? 本当ですか? 嘘くさくなっちゃうね~逆に嘘くさいな~すみません」と気まずそうな表情に。最後にV6にむけたメッセージを語る場面では、サプライズの報告に動揺したのか噛んでしまい、照れくさそうな笑顔を見せた相葉。先輩後輩関係なく、多くのジャニーズメンバーたちから慕われる相葉の、微笑ましい後輩モードを見ることができたオンエアだった。


 2015年11月1日、代々木第一体育館にて行われたV6の全国ツアー『ラブセン presents V6 LIVE TOUR 2015-SINCE1995~FOREVER-』最終日は、V6の結成20周年記念日。アンコールで歌われた「TAKE ME HIGHER」で嵐がパフォーマンスに参加、ジャニーズJr.の振り付けを完全再現してバックダンサーを務めたこともあった。


 V6はもちろん、カミセンやトニセンのバックダンサーを務めてた時期もあるという嵐のメンバーたち。年齢と人数構成こそ違うものの、V6と嵐のグループとしての共通点は多い。メンバー全員が集結した際のわちゃわちゃ感、ドラマやバラエティにおける個人の活躍、歌とダンスのクオリティの高さ……そう、嵐はV6の持ち味を受け継いだグループでもあるのだ。嵐の歩みを語る上では欠かすことのできない偉大な先輩グループ・V6。またなにかの機に2組がステージ上で共演を果たす日を楽しみにしている。(竹上尋子)