ロードレース世界選手権で通算13回(125ccクラスで7回、50ccクラスで6回)のタイトルを獲得したレジェンドライダー、アンヘル・ニエトが交通事故により亡くなった。
ニエトは7月26日にバカンスで訪れていたスペインのイビサ島でクアッドバギーで走行中に後続車に追突され、頭を強打。イビサ島内の病院に運ばれ、集中治療室で治療を受けていたが、8月3日の午後(現地時間)にこの世を去った。70歳だった。
ニエトは1964年のスペインGPでグランプリデビューしたスペイン人ライダーだ。通算優勝回数90回を記録し、小排気量クラスの帝王として君臨。1986年まで活躍した。2000年にMotoGP殿堂入りを果たす。
2008年のフランスGPではバレンティーノ・ロッシが通算90勝目を上げた際、ウイニングランでニエトがロッシのYZR-M1を駆り、ロッシを後ろに乗せてともに勝利を喜んでいた。