リクシルは8月1日、「我が家のお風呂事情」の結果を発表した。調査は7月3~4日、小学生以上の子どもがいる父親416人を対象にインターネットで行った。
6割のお父さんが「使ってはいけないバスグッズがある」と回答
お風呂場にあるバスグッズの中で「お父さんは使ってはいけないものがある」と56%が回答した。
勝手に使ってはいけないアイテムを聞くと、最も多かったのが「バスタオル」で45.1%。以降「シャンプー・コンディショナー」(41.2%)、「ボディタオル・スポンジ」(36.1%)、「ボディソープ・石鹸」(27.9%)と続く。日本のお父さんは、お風呂場で"使用禁止グッズ"に囲まれていることが分かった。
お風呂に入る順番を聞くと、最も多いのは「最後に入る」(41.8%)で、次いで「2番目」(19.7%)となり、「1番目」が38.5%ともっとも少なかった。「最後に入る」と答えた理由には「お風呂を洗うのが自分だから」というものも少なくはなく、
「汚いと思われているから」
「オヤジ臭いので」
というものも見られた。「一家の大黒柱が一番風呂」というルールが過去の産物化しているだけでなく、家族に気を遣い肩身の狭い思いをしている平成のお父さん像が垣間見られる。
長女がいるお父さんはお風呂掃除をする傾向「勢力図の現れ」
誰とお風呂に入ることが多いかと聞くと、70.4%が「1人で入ることが多い」と回答している。子どもが低学年の場合は子どもと入ることが多いが、「パパ風呂」をする期間も小学3年生までの10年足らずと短いようだ。ちなみに「妻と入ることが多い」は2.2%となっている。
またお風呂掃除については、半数以上が「掃除することが多い」(51.4%)と答えている。特に"息子が長子"のお父さんより、"娘が長子"の方がお風呂掃除をする割合が高い傾向がある。例えば小学校低学年の息子がいるお父さんが46.2%なのに対し、娘がいるお父さんは61.5%と15.3ポイントの差がある。同社は
「長子が女子の場合、家庭勢力図はお母さんと娘さんの女性側が強くなり、お父さんの立場はどうしても弱くなってしまうのでは」
と推測している。使用禁止グッズに囲まれ、一番風呂の座を譲り渡した"イマドキお父さん"だが、それでも80.5%が「お風呂はくつろげる場所だ」と回答している。