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香取慎吾と草なぎ剛、年齢とともに変わったものは? ラジオから伝わる“変化を楽しむ姿勢”

2017年08月02日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 「ちょっと太ったね」「そうでしょー、自分でもわかってる」そんなやり取りが繰り広げられた、7月30日放送の『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)。パーソナリティを務める香取慎吾と草なぎ剛の、まるでプライベートな会話に聞き耳を立てているようなトークが魅力の同番組。今回も、ゆるゆるとした心地よい会話が繰り広げられていた。


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 「太った」というのは体型が変動しやすい香取ではなく、細身な印象がある草なぎのほう。「俺、自分で(太りやすいことを)わかってるから“ちょっと太ったんじゃない”ってあんまり言わないようにしてるけど、ちょっと太ったんじゃない? 珍しいよね」という香取の“親しき仲にも礼儀あり”な配慮ある問いかけもやさしい。そして、その指摘に対して「太ったんだよ、うふふふふ」と、答える草なぎの大らかさも際立つ。


 一時期、体脂肪率を1桁に絞っていたこともあった草なぎ。だが、今は14~15%ほどあるという。「批判めいたことは言いたくないけど、みんな痩せたい、体脂肪なくしたいとかさ……これは慎吾にとっても朗報かもしれないんだけど、体脂肪ちょっとあってもいいと思うわけー」と、草なぎ。もちろん、舞台など状況に応じて絞る必要もあるとした上で、「年相応に肉がつくことは、そんなに悪いことじゃない」と話す。


 香取も「最近の僕が、体が大きくなってるからっていうのもあるんだけど、自分の持ってるTシャツが小さくて。ちょっと痩せてるときだからって、サイズMとか買ってたりするの。だけど、俺は絶対XLなの」と、自分に合ったサイズをようやく理解できるようになってきたというトークを展開。太りやすい自分の体を理解して、似合うサイズの服を買えるようになったという。体重や体脂肪などの数字はひとつの指標だが、それが全てではない。ありのままをまず受け入れることが、健康で魅力的な毎日を作るのかもしれない。


 「面白いよ、体って年齢と共に変わるしさ」(草なぎ)、「面白いね」(香取)と、共に年齢を重ねてきたからこそ、お互いの体型の変化さえも面白がることができるふたり。そんな変化がある中で、「あのTシャツ着てる? 俺がプレゼントしたやつ」(香取)、「着たよ、この前『ぷっすま』で。ピッタリだよ」(草なぎ)と、ジャストなサイズを贈ることができるのも、いい距離感の証だ。


 番組の終盤には草なぎが、おすすめのエクササイズ・バービーを実演する場面も。「立っている状態から勢い良くしゃがんで腕立ての状態になり、再び勢い良く立って頭の上でパチンと手をたたく」と香取が説明するも、もちろんラジオだからその姿を見ることはできない。だが、「こう、これを、こう、ジュ……15回やるわけ。で、時計を見てて、1分経ったらまた15回やるわけ……それを3回やるだけで、他やらなくても全然大丈夫」と、弾む息をこらえながら実演している草なぎの姿を想像すると、頬が緩むのをおさえられない。こんな穏やかに年齢を重ねられるのは、なんてステキなことなのだとしみじみと感じるのだ。


 香取がMCを務める『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)が9月いっぱいで終了することが発表されたり、草なぎがヤマサ醤油『昆布ポン酢』とのCM契約が終了していたことが報道されたりと、マネジメント体制の変更にともなって活躍の場が変動するニュースが続いている。言わずもがな長年愛されてきたコンテンツが終了してしまうのは、実に寂しい。だが、彼ら自身が面白がることのできている年齢に応じた変化と輝きを、一緒に楽しんでいけたらと思う。


 そして、「運動するときは……」と草なぎが選曲して流したSMAPの「TAKE OFF」を聴きながら、バービーをしてみるのもまた一興だ。(佐藤結衣)