8月4~6日に開催されるWorldRX世界ラリークロス選手権の第8戦カナダ・ラウンドに、F1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンの弟であるニコラス・ハミルトンと、こちらも世界王者、ペター・ソルベルグの長男、オリバー・ソルベルグが登場することが明らかとなった。
サマーブレイクをはさみ、カナダ・ケベック州に位置するトロワ・リビエールのトラックで幕を開けるWorldRX2017年シーズン後半戦。その世界選手権のシリーズ戦に、F1で3度の王座を獲得しているルイス・ハミルトンの実弟、ニコラスがスポット参戦することとなった。
ニコラスは地元イギリスのルノー・クリオカップUKで戦っており、今回が初のラリークロス・デビュー。フカ・レーシングの用意したATV(4輪バギー)、『カナディアン・サイド・バイ・サイド・カンナム・マーベリックスX3』をドライブして、サポートカテゴリーにエントリーする予定となっている。
「競技に向けてドライバーとして選んでもらえたことは本当に光栄だ」とニコラス。
「僕にとって、世界ラリークロスの週末に参加することは夢のひとつでもあったからね。普段はオンロードのトラックで競技をしているけど、グラベルでドリフトしながらマシンコントロールをし、トラックを攻めていくのが楽しみだよ」
一方、2度の世界ラリークロス王者であるペターの長男オリバーは、今季すでに地元北欧で開催されているシリーズ戦、ラリーXノルディックにエントリー。父がドライブしたシトロエンDS3ラリークロス・スーパーカーで、すでに初優勝も記録。さらにラトビア国内のラリー選手権にも参戦している。
まだ若干15歳のオリバーは、こちらもサポートカテゴリーのCXEチャレンジ・エクストリーム・エリートの4輪バギーをドライブする予定だが、父の参戦する最高峰クラスでの戦いとともに、同じトラックを走れることを「とても楽しみにしている」と語った。
「トロワ・リビエールのトラックはとても素晴らしいと聞いたんだ。だから参加しに行くのが本当に楽しみだよ」と、オリバー。
「大きなジャンプとグラベル路面があるラリーステージのようなものだよね。僕がいつもドライブしているマシンとは少し違うと思うけど、でもとても面白いチャレンジになりそうな気がするよ」
一方、トップカテゴリーのRXクラスでは、このサマーブレイク期間中にダカール前哨戦となるシルクウェイ・ラリーに参戦し、手首を負傷するクラッシュを追っていたセバスチャン・ローブの名が、エントリーリストに掲載されている。