#5 F.C.C. TSR Honda 表彰台 F.C.C. TSR Hondaが3位表彰台を獲得。MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaが4位、Honda Dream Racingが6位でフィニッシュ
会場:鈴鹿サーキット
天候:曇り
コースコンディション:ドライ / ウエット
レポート
「2016-2017 FIM世界耐久選手権シリーズ 最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第40回記念大会」(以下、鈴鹿8耐)の決勝が、三重県、鈴鹿サーキットでスタートしました。トップ10トライアルの結果を受け、Honda勢は4番手に#5F.C.C. TSR Honda(ドミニク・エガーター/ランディ・ドゥ・プニエ/ジョシュ・フック)、5番手から#634MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(高橋巧/中上貴晶/ジャック・ミラー)、7番手に#19MORIWAKI MOTUL RACING(清成龍一/高橋裕紀/ダン・リンフット)、8番手に#25Honda鈴鹿レーシングチーム(日浦大治朗/亀井雄大/安田毅史)、10番手に#22Satu HATI. Honda Team Asia(ディマス・エッキー・プラタマ/ラタポン・ウイライロー/ザクワン・ザイディ)がグリッドに着き、それ以降は公式予選の結果に合わせた順でスタートしました。
曇り空が広がる中、予定通りの11時30分に伝統のルマン式スタートで決勝レースが開始。
ホールショットは#11レオン・ハスラム(カワサキ)でしたが、直後に#634高橋巧が首位を奪いました。2周目の1コーナーで#21中須賀克行(ヤマハ)が#11ハスラムを捕らえて2番手に浮上し、ここから#634高橋巧、#21中須賀、#11ハスラムの3台が固まってトップ集団を形成します。
12周目を過ぎるころ、西コースの雨が激しくなり、スプーンカーブで転倒車が出るなど徐々に混乱が起こります。トップ争いの3台は、ラップタイムが2分8秒台から2分10秒台へと落ちますが、4番手以下を引き離しながら周回を重ねます。#634高橋巧と#21中須賀は激しく競り合い、順位をたびたび入れ替えながら3番手の#11ハスラムに差をつけ、2台で首位争いを繰り広げます。
スタートから1時間が経過するころ、各チームは1回目のピット作業を迎えます。27周目に#21中須賀がピットインしてアレックス・ローズに交代。それとほぼ同時にシケインでのアクシデントによりセーフティカーが入ります。直後に#634高橋巧がピットインし、ミラーに交代、#19清成も高橋裕紀へと交代してコースインします。30周過ぎにセーフティカーが解除され、レースはリスタート。周回遅れのマシンが多く混雑した集団の中で、32周目に#634ミラーが#21ローズを捉えて首位に躍り出ます。
#634ミラーは、36周目に#21ローズに抜き返されるも、僅差で2番手に続きます。そこから大きな順位の変動はなく、55周目が過ぎ、#21ローズ、#634ミラー、少し離れた3番手に#5ドゥ・プニエとなり、スタートから2時間が経過。2度目のピットイン、ライダー交代が行われます。
60周目、トップを走る#21マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)を#634MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの中上が追い詰め始めます。2分7秒824のベストタイムをマークし、その差を2秒184に。3番手の#5F.C.C. TSR Hondaはドゥ・プニエから再びエガーターに交代して周回を重ねます。ここで、S字コーナーで10番手から追い上げていた#19MORIWAKI MOTUL RACING清成が転倒してしまいますが、再スタートして自走でピットへ
71周目、2番手の#634中上がヘアピンでフロントを切れ込ませて転倒。すぐに再スタートを切ってピットインして状況を確認したところ、マシンのダメージは少なく、破損した部品を交換してすぐにピットアウトします。そのまま中上がコースへ戻り、4番手でレースに復帰。75周目の時点で、トップは#21ファン・デル・マーク、2番手に約1分33秒差で#5エガーター、3番手#11ハスラム、4番手に#634中上と続きます。
82周目には、#79Team SuP Dream Hondaのグレッグ・ブラックが8番手、#22Satu HATI. Honda Team Asiaのラタポン・ウイライローが9番手へそれぞれ浮上します。しかし、その後130Rで#79ブラックが転倒。なんとかピットへは戻ったものの、マシンのダメージは大きく、修復に時間がかかってしまいます。
90周目、#5エガーターが2番手でピットイン、ドゥ・プニエに交代します。トップとの差は54秒829。4番手の#634は高橋巧が2分8秒台へタイムアップし、追撃を開始。この時点で、7番手に#25Honda 鈴鹿レーシングチームの亀井雄大、9番手に#104Honda Dream Racingの山口辰也、10番手に#22プラタマ、12番手に#72Honda DREAM RT 桜井ホンダのジェイソン・オハローランというオーダー。
4時間が経過し、トップは#21中須賀、1分25秒849差の2番手に#5ドゥ・プニエ、それを追う5番手に#634高橋巧、8番手に#22プラタマ、10番手に#72オハローラン、11番手に#104小山、13番手を#090au&テルル・Kohara RTの秋吉耕佑が走行しています。レースはいよいよ残り半分、Honda勢は追い上げに挑みます。
激しい2番手争いを見せていた#5F.C.C. TSR Hondaと#11のカワサキチームですが、ピットストップのタイミングで順位が変わり、119周目には2番手に#11ハスラム、3番手#5エガーターとなります。エガーターは2番手を奪い返すためにタイムアップしてハスラムを追います。続く4番手に#634MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのミラーで、ここまでがトップと同一周回。5番手以降は周回遅れとなり、7番手に#104Honda Dream Racingの小山、8番手に#22Satu HATI. Honda Team Asiaのザイディ、9番手に#72Honda DREAM RT 桜井ホンダの水野、12番手に#090au&テルル・Kohara RTの秋吉が付けました。#19MORIWAKI MOTUL RACINGは、約16分間かけてマシンを修復し、清成が40番手で復帰。同じく転倒によって大きく順位を下げた#79Team SuP Dream Hondaは、50歳での参戦となる伊藤真一が52番手から追い上げます。
132周目に2番手争いが再び激しくなり、#11ハスラム、#5エガーターが抜きつ抜かれつのバトルを展開。1コーナーで#5エガーターが前に出てハスラムがオーバーランして、勝負が決します。140周目、猛烈な追い上げによって3番手まで順位を上げていた#634は、ミラーがルーティンのピットイン。しかし、ヘッドライトが点灯しないというトラブルのためアンダーカウルを外して修復。高橋巧に交代してコースインしましたが、作業に2分以上を要して順位を落としてしまいました。
6時間経過時点でトップは163周を消化。Honda勢は2番手に#5、4番手に#634、6番手に#22、7番手に#104、10番手に#72と、トップ10圏内に5台がつけています。さらに、12番手の#090、序盤に転倒を喫したものの13番手まで追い上げた#13Mistresa with ATJ Racingらも、一つでも上の順位を目指して奮闘を続けています。
なお、転倒からのばん回を図る#19は高橋裕紀が2分10秒台で周回し31番手、#79伊藤は2分11秒台で走り、47番手で追い上げています。
レースは残り2時間となり、この時点で首位は#21ヤマハチーム。それを2番手のドゥ・プニエ(#5F.C.C. TSR Honda)が追いかけます。4番手に中上貴晶(#634MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)、6番手にプラタマ(#22Satu HATI. Honda Team Asia)、7番手に山口辰也(#7Honda Dream Racing)、10番手にオハローラン(#72Honda DREAM RT 桜井ホンダ)、12番手に長島哲太(#090au&テルル・Kohara RT)が続きます。
180ラップ目、上位勢に順位の変動はありませんでしたが、#104山口が6番手に浮上。#22プラタマは7番手、#72オハローランも9番手とそれぞれ順位を上げました。4番手を走行していた、#634中上のタイムが2分18秒台、2分26秒台へとダウン。中上はスロー走行でピットロードへと滑り込みます。リアタイヤがパンクしており、ピットではタイヤを交換、ライダーは#634ミラーへ交代され、コースインします。残り1時間となると、最後のライダー交代のため、ピットが慌ただしくなります。
ライトオンボードが出された時点で、トップの#21ヤマハチームは190ラップをクリアしていました。Honda勢は、2番手には#5エガーター、4番手に#634ミラー、6番手に#104山口、7番手に#22プラタマがつけました。#19MORIWAKI MOTUL RACINGは29番手まで挽回してきました。
その後、#634ミラーは、2分9秒台にタイムアップし速さを示します。#5エガーターはピットインし、ドゥ・プニエに交代。2番手で最後の走行へと飛び出しました。#22は交代で入ったザイディが5番手、#104も小山が入り6番手へと浮上、#72Honda DREAM RT 桜井ホンダの水野は10番手まで浮上してきました。
残り36分で転倒車が出て、セーフティカーが導入されます。トップは#21ヤマハチームと変わりませんが、#5ドゥ・プニエと3番手につけていた#11カワサキチームとの差が詰まり始めていました。そんなとき、#5ドゥ・プニエのマシンに火が見えはじめ、マーシャルがオレンジボールを提示。走行中に火は消えましたが、オレンジボールを提示された場合にはピットインしなければならず、#5ドゥ・プニエはピットへ。その間に順位を1つ落とすことになりました。マシンに問題のないことをチェックした#5ドゥ・プニエが再度コースイン、3番手で復帰しました。このタイミングで、#22ザイディが緊急ピットイン。マシンのヘッドライトが点灯しなくなり、ペナルティーを受ける可能性があったため、修復を行いました。順位は5番手から9番手まで落としましたが、無事にライトがつくと、すぐにコースへと向かいました。
レース終盤には5番手争いが激しくなり、6番手の#104小山が#7野左根の背後に迫ります。残り10分となったところで、#22ザイディが8番手に浮上します。そのまま、8時間が経過し、チェッカーが振られました。優勝は#21YAMAHA FACTORY TEAM。Honda勢の最上位は、3位の#5F.C.C. TSR Honda、4位に#634MuSASHi RT HARC-PRO. Honda、6位Honda Dream Racing、8位に#22Satu HATI. Honda Team Asia、10位#72Honda DREAM RT 桜井ホンダまでがトップ10入りとなりました。なお、転倒からのばん回を図って追い上げた#19MORIWAKI MOTUL RACINGは27位、#79Team SuP Dream Hondaは42位で完走を果たしました。
コメント
ドミニク・エガーター(F.C.C. TSR Honda)
「マシン的にも体力的にも大変な一日で、トラブルもありましたが、2位争いのバトルも楽しかったですし、最終的に3位という結果を残せたのはよかったです。鈴鹿は何度も表彰台に上がっている大好きなサーキットですし、来年も鈴鹿8耐に参戦したいと思っていますが、今年はまたMoto2に戻って、残りのシーズンを頑張ります。ファンやチームのみんなに感謝しています」
ランディ・ドゥ・プニエ(F.C.C. TSR Honda)
「ハッピーな一日でした。自分にとっては2回目の鈴鹿8耐で、2度目のポディウムは本当にうれしいです。いいレースができたと思っていますし、最後のスティントはレオン(ハスラム、カワサキ)と競いたかったのですが、終盤にトラブルが起きてピットインしなければならなくなったのは残念でした。マシンに不具合は感じていなくて、ピットインを指示されても何のことか分かりませんでした。マシンの不安よりも、ピットインで切れた集中力を戻せるのかが心配でした。Hondaやブリヂストン、そして家族のように接してくれた素晴らしいチームに感謝しています。そして、改めて1位と2位のみんなにおめでとうと言いたいです」
ジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda)
「私にとってはそれほど忙しい一日ではありませんでしたが、3位表彰台は素晴らしい結果だと思っています。TSRは情熱があって、スタッフも素晴らしいチームで、みんなのサポートに感謝しています。また鈴鹿8耐に参戦したいと思っています」
藤井正和監督(F.C.C. TSR Honda)
「終盤に起きたトラブルは予期しないことでしたが、それでも3位を獲得できたのはうれしいですし、チームのみんなをほめたいです。開幕前日にライダーが変わってしまったりと、いろいろなことがありながらも、結果を出せたことはよかったと思います。絶対に、勝つまでやり続ける。あきらめない。そういうHondaから学んだ姿勢をこれからも大切にしたいです」
高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
「今年も運がなかったというか、やることはやれたので悔しいですね。また来年に向けて進めないといけない。ここまでうまくいかないとは思っていなかったので、今までは表彰台に乗れていたのも、ただ単に運がよかっただけかもしれない。今年は8耐の難しさを改めて知ることができました。また来年も8耐はあるので、今年改めてスタートということで、準備をしていければと思います。まだ来年のことは、どうなるか分かりませんがしっかりと体制を作ってがんばります」
中上貴晶(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
「結果については非常に残念です。一言で言い表せない内容で、一番は自分のスティントで転倒してしまうという、最大のミスを犯してしまったことです。ペース的には非常によくて、トップを走るマイケル(ファン・デルマーク)との差を詰めているところで、勝負ができるところまできてました。そんな中で自分としてもビックリするような転倒でした。本当にチーム、メーカーに申し訳ないです。2度目のスティントでは不運なことに、リアタイヤがパンクしてしまいました。8耐ではすごくいい経験ができたので、またリベンジする機会があればと思っています」
ジャック・ミラー(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
「今日は本当にアンラッキーでした。レースの序盤はよかったのですが、終盤にはヘッドライトが壊れて1分ほどロスしたり、タイミング悪くパンクもありました。でも、そのあとは何とか乗り切ってフィニッシュできました。そんな状態だったので、4位は悪くないポジションだと思います。レースを終えたあとは肉体的にも精神的にもくたくたになりました。ハードなレースで表彰台を逃すことになりましたが、チームのみんなが今日一日一生懸命やってくれたのはわかっています。初めての耐久レースへの挑戦で、今日は特別な日になりました。レースを楽しむことができました。次に耐久レースに挑戦するときは優勝したいです」
山口辰也(Honda Dream Racing)
「今年はTOHOレーシングが母体になって、HMJさんからの指導のもとHonda Dreamを盛り上げるためのレーシングチームを立ち上げることになりました。メインは8耐ということで、シーズンはじめから一緒にがんばってきましたが、これまでにいろいろなトラブルがあって、正直完走するのも難しい状況だったのです。ただ最後の最後に完走することができ、しかも6位に入賞という結果を残すことができました。チームの母体がしっかりしているということをアピールできたことが、とてもうれしいです。Honda Dreamのお客さんもたくさん観戦に来てくれたので、最後のゴールまで応援されているチームの代表としての責任を全うできたこともうれしく思います」
小山知良(Honda Dream Racing)
「鈴鹿8耐は自身3回目と、そんなに経験が多くないにもかかわらず、トッププライベーターチームのHonda Dream Racingに声をかけていただくという、大きなチャンスをいただきました。トップのプライベーターチームとして、もちろん表彰台も狙っていたのですが、僕の力不足でトップ10トライアルに出場できなかったのが残念です。でも、チームスタッフが完ぺきなマシンを仕上げてくれたおかげで、ノーミス・ノートラブルで走りきることができ、最低限の目標はクリアできたのかなと思っています。テストも含めてこのウイーク中に一度も転倒することなく、バイクを壊さずに終えることができました。普段は250ccマシンに乗っているので、1000ccという大きな排気量のバイクに合わせるために、短時間で身体を作ったり、フィジカルを合わせたりとすべてが大変でしたが、とても楽しく走ることができました。昨年はワークスチームに抜かれたら、すぐに置いていかれてしまっていた状況が、今年は1周だけですがついていくことができたので、いろいろと観察できて勉強にもなりました。昨年の決勝ベストラップ2分12秒5に対して、今年は2分10秒2だったんです。いいバイクを提供していただいたこともありますが、(山口)辰也さんが開幕戦から苦労してバイクを作り込んでくださったおかげでもあると思います」
岩戸亮介(Honda Dream Racing)
「レースに誘っていただいたからには、自分の力でもっとハイペースでレースができたらよかった、というのが本音です。ただ、チームとして入賞というのを目標にしていたので、素直にこの結果はものすごくうれしいです。山口さんや小山さんに僕が落としてしまったペースを戻してもらったりと、チームには本当に感謝しています。1000ccで走ることで学べたことがたくさんありました。今回の経験をこれからの全日本選手権にも生かして、いろんな場面で発揮できるように、もっと力をつけたいと思います」
ディマス・エッキー・プラタマ(Satu HATI. Honda Team Asia)
「すばらしい気分です。スタートをうまく決めましたが、他のマシンに追突されて25番手くらいまで順位を落としてしまいました。そこからばん回を図り、僕のスティントで20番手くらいまで追い上げました。チームメートもがんばってくれて、トップ10まで順位を上げられましたし、最後は5位が狙える位置を走れました。不運なトラブルで順位を落とすことにはなりましたが、チームとライダーの力を見せることはできたと思いますし、昨年と同じ順位でフィニッシュできて満足しています。来年参加できれば、トップ5を狙いたいと思います」
ラタポン・ウィライロー(Satu HATI. Honda Team Asia)
「今日の結果はとてもうれしいです。メカニックをはじめとするチームスタッフにとっても、僕らライダーにとってもすごく厳しいレースでした。全員のハードワークによる成果で、ここにいるみんなの誰が欠けても、この結果は達成できなかったと思います。8位という結果に満足していますし、来年はもっといいポジションに挑戦したいです。Team Asiaとして参戦させてもらい、毎年成長できている実感があります。この機会を与えてくれたすべての人に感謝したいと思います」
ザクワン・ザイディ(Satu HATI. Honda Team Asia)
「安定した走りができて、トップ10トライアルにも出られたし、昨年度同様の8位という結果が得られたことがうれしいです。最後の走行でトラブルが出たときには、全力で順位を取り返そうとがんばりました。8耐でチェッカーフラッグを受けたのは初めての経験でしたが、グランドスタンドの美しい風景の中でゴールするのは、すばらしい経験でした。来年も参加できるかはまだ分かりませんが、もしまた来られたら、さらに成長できているところを見せるために全力を尽くし、もし表彰台に乗れたら最高ですね」
玉田誠監督(Satu HATI. Honda Team Asia)
「ライダーたちはベストを尽くし、本当によくやってくれました。5位を狙えるポジションにいる中で、ヘッドライトのトラブルで順位を落としてしまい、本当に申し訳ないと思っています。チームのミスであり、私の責任です。Team Asiaとして毎年参戦していますが、年を追うごとにライダー、メカニックのレベルが上がっているのを実感しています。世界のレベルで戦えるようになるために、またこれからも成長していければと思います」
水野涼(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)
「目標にしていた完走を果たすことができて、素直にうれしいです。チームメートとお互いに尊重しながら、そしてチーム一丸となってやってこられたから残せた結果だと思います。全日本のスケジュールだけでは、レースの経験がつめないので鈴鹿8耐に挑戦しました。すごくいい経験になりましたし、見つかるものもすごくありましたので、自信になりました。まだ全日本の日程も残っており、チャンピオン争いをしているので、この経験を糧にシーズンに臨みたいです」
ジェイソン・オハローラン(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)
「桜井ホンダのライダーとして鈴鹿に戻ってこられて、うれしく思っています。自分をチームの一員として迎えてくれて、みんなには感謝しています。鈴鹿でのレースはいつも楽しいし、また来年戻ってきたいです。レースの内容は悪くなかったと思っています。18番手でのスタートでしたが、1時間後には6番手まであがることができました。ただ残念なことに、セーフティカーが出てピットレーンから出ることができず、あっという間に1ラップをロスしました。でも自分にできるだけのことはやりましたし、このチームで10位でフィニッシュできたことがうれしいです。クラッシュなどの問題は起きませんでしたし、チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれたことに感謝しています」
ジェイミー・スタファー(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)
「リザルトには満足しています。テストでマシンに乗ったのが8ヵ月前だったので、まだ乗りこなすのは難しかったです。いくつかのミスはありましたが、いい形でフィニッシュできました。桜井ホンダはこのレースにむけてすごく努力を重ねてきましたし、それが10位という結果につながったと思います」