ポルシェカレラカップ・ジャパン2017 第7・8戦プレビュー
東京.ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ・ジャパン2017シリーズ第7・8戦を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2017年8月5日(土)、6日(日)に開催いたします。
熱き戦いが毎戦繰り広げられている今シーズンのポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)は、今回が全6大会中4大会目のレース。
前回から約2カ月ぶりのレースとなり、舞台は引き続き富士スピードウェイ。後半戦のシリーズタイトル争いの上で重要なレースとなってくる。
全長4.563㎞の国際サーキットである富士スピードウェイは、約1.5㎞のメインストレートとタイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせている。
レースでの勝負ポイントは、最終コーナーを立ち上がったマシンがスリップストリームを使った争いを展開するメインストレートから進入する第1コーナー。ブレーキング勝負とともに、インに入り込んでのオーバーテイクシーンなどを見ることができる。
さらに、コース後半のテクニカルセクションでは、各ドライバーのマシンコントロールテクニックが見ものといえるだろう。
2大会連続で開催された富士での4レースを振り返ると、第3・4戦は予選でコースレコードをマークした#23のリザーブドライバーであるフィリップ・ハンプレヒトが2戦連続でポール・トゥ・ウインを飾る。続く、第5・6戦はPCCJ若手ドライバーの活躍が目立つ結果となった。
まず第5戦は、昨年のPCCJスカラシッププログラムドライバーである#89 三笠雄一がポール・トゥ・ウインを飾り、今シーズン3勝目をマーク。そして第6戦ポールポジションの#89 三笠をスタートでかわしてトップに立ったのが、2017年のPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太だ。
#17 上村は、これまでフォーミュラの経験しかなく今年がツーリングカー初年度ということもあり、マシンに慣れるまで少し時間を要したが、このレースではゴールまでトップを譲ることなくPCCJ初優勝を飾った。
この優勝を機に勢いに乗る#17 上村には、シーズン後半でのさらなる飛躍が期待されている。
そして今回の第7・8戦は、ふたたびフィリップ・ハンプレヒトが#23のリザーブドライバーとして出場するため、今年の富士で優勝を飾った日独3人の若手ドライバーが、どのようなバトルを展開するのかに注目だ。
一方のジェントルマンクラスは、ここまでの6戦すべてで#9 武井真司がポール・トゥ・ウインというライバルを寄せ付けない強さを見せつけている。しかも#9 武井は、総合ランキングのトップにも立っておりPCCJ史上初となるジェントルマンクラスからのシリーズチャンピオン獲得への期待も高まる。
そしてジェントルマンクラスの2位、3位争いでは、毎レース表彰台に上がるドライバーの顔ぶれが異なる群雄割拠の戦いが繰り広げられている。
第6戦までの表彰台獲得者は、#2 田島剛と#25 内山清士が2位1回と3位2回、#47 TAD JUN JUN、#6 MASANORI YONEKURA、#24 Go MAX、#32 永井秀貴の4人が2位を各1回、#11 Fukujirouと#98 IKARIが3位1回と、計8人となっている。
果たして、この中からストップ#9 武井を実現するドライバーが誕生するのか、はたまた表彰台に昇る新たなドライバーが現れるのか。夏の富士では、これまで以上の熱いバトルが予想される。
PCCJ第7・8戦富士大会のスケジュールは、専有走行が8月4日(金)9時15分~9時40分、11時15分~11時40分の2セッション行われる。
予選は8月5日(土)11時10分~11時40分の1回のみ。そして決勝レースは、第7戦が5日(土)16時20分スタート(15周)、第8戦が6日(日)12時05分スタート(15周)となっている。