レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、ハンガリーGP決勝スタート直後にチームメイトのマックス・フェルスタッペンに接触されてリタイアする結果となった。リカルドはフェルスタッペンの行為を強く非難している。
5番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、1コーナー出口でアウト側からバルテリ・ボッタスに並びかけたが、前に出ることはできず。一方6番グリッドスタートのリカルドはイン側のラインをとってルイス・ハミルトンを抜き、ターン2でフェルスタッペンの前に出た。しかしフェルスタッペンはロックアップしてリカルドにヒット。この接触によるダメージでリカルドはマシンをとめるしかなくなった。
このアクシデントの責任ありと判断されたフェルスタッペンは、10秒のタイムペナルティを科された。
「何も言うことはない」と落胆したリカルド。
「ターン1をうまく抜けていったら、バルテリがイン側にいるのが見えた。アウト側にいた僕は、ブレーキングを少し遅らせることができた。そのままポジションを守れると思っていたが、その時、衝撃を感じた」
「控えめに言ってもあれはアマチュアの行動だ。本当に悔しい。彼は追い抜こうとしていたとはいえない。そんな余地はなかった。バルテリが前にいて、僕がアウト側にいたんだから、そんな隙間はなかった」
「チームメイトが自分の前にいることが彼には絶対に我慢ならないんだ。ミスをしても、レースを走り続けていれば挽回するチャンスはある。あの追い抜きは絶対に成功しなかった。追い抜きとすらいえない。追い抜こうとしたとすらいえないと思う。あれはただのひどいミスだ」
「(このことについて)チームはチームのやるべきことをするだろうし、僕は僕のやるべきことをする。やれることは多くはないけれど、なんとか解決するよ」