FIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会の決勝レースが鈴鹿サーキットで7月30日の11時30分、スタート。8時間の長きにわたる戦いが幕を開けた。
2017年の鈴鹿8耐は曇天の下、ドライコンディションで始まった。好スタートで飛び出し、ホールショットを奪ったのはカワサキ・チームグリーンのレオン・ハスラム。
しかし直後、2番手につけたMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダの高橋巧がオープニングラップでトップに浮上する。この2台にヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの中須賀克行が加わり、3台がトップ集団を形成。天候はスタートと同時に西コースに大粒の雨粒が落ちはじめる微妙なものに。
2周目には中須賀がハスラムを捕らえて2番手に浮上した。その後方で、スタートで出遅れた2番手グリッドのヨシムラ・スズキMOTULレーシングの津田拓也が前を走るバイクと接触し転倒。津田はすぐにマシンを起こしてコース復帰し、ピットに向かった。
高橋、中須賀、ハスラムはまるでスプリントレースかのように接近戦を開始した。