インディカー・シリーズ第13戦がミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催。29日に行われた予選では、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今シーズン5回目、通算49度目となるポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、Q3に進出し3番手から決勝レースに挑む。
前日のプラクティス走行でライアン・ハンター-レイがトップタイムを記録し好調のアンドレッティ・オートスポート。予選前のプラクティスでも、アレクサンダー・ロッシがトップタイム、佐藤琢磨も2番手と続き予選での活躍が期待される走りをみせた。
ふたつのグループに分かれて行われる予選Q1。グループ1は、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップ通過。佐藤琢磨も2番手で続く。グループ2では、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)がトップ、ジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワーとペンスキー勢が2、3番手に。
12台で争うQ2。ここでもホンダ勢が速さを見せ、レイホールがトップタイムを記録。琢磨も2番手と続き、ニューガーデン、パワー、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、そしてスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が6番手に入り、パジェノーはQ3進出を逃す。
ポールポジションを決定するQ3ファストシックス。ここで速さを見せたのがスピードスター、パワーだった。パワーは昨年ディクソンが出したレコードには届かなかったものの1分4秒1740を記録し、今季5度目・通算49回目のポールポジションを獲得した。
「このポールは本当に興奮しているよ。本当に強いマシンだと感じているので、明日のレースに向けて準備万端さ」とパワー。ミド・オハイオでのポールは3度目のポールだ。
予選2番手にはチームメイトのニューガーデンが入り、3番手には佐藤琢磨が入った。
「とても良かったですね。チームと4台のクルマが連携し、すべてのプラクティスセッションで競争力がありました。クルマのパフォーマンスに満足しています。良いセットアップに届いたと思いますね。3番手はとてもハッピーだし、レースに向けてもいいポジションですよ」と琢磨はコメントしている。