F1ハンガリーGP予選・決勝に、体調不良のフェリペ・マッサに代わり、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタがウイリアムズから出場することが決まった。
マッサは金曜プラクティスFP2の間に、体調不良に陥り、めまいを訴え、メディカルセンターと病院で検査を受けた。土曜FP3への出場は認められ、走行を行ったものの、セッション中に再び調子が悪くなり、12周のみで走行を断念した。
ウイリアムズは、マッサが予選以降を欠場し、リザーブドライバーのディ・レスタが代役を務めることを発表した。ディ・レスタは2010年にDTMでタイトルを獲得した後、2011年から2013年までフォース・インディアからF1に参戦し、2014年から再びDTMで活動。その傍ら、2016年と2017年はウイリアムズのリザーブドライバーの役割も担っている。
現在のレギュレーションでは、代理のドライバーは決勝前に少なくも1回はプラクティスセッションに参加しなければならないため(予選もプラクティスセッションとみなされる)、ウイリアムズはディ・レスタを急遽土曜午後から起用することに決めたといわれている。
ウイリアムズの声明には「彼(マッサ)はFP3の間に再び気分が悪くなり、今週末は出場しないという決断を下した。ウイリアムズはフェリペの決断を支持する」と記されている。
ディ・レスタがウイリアムズの2017年型マシンに乗るのはこれが初めて。FP3から予選までの短い間に、メカニックたちは長身のディ・レスタに合わせてマッサのマシンの調整を行っているとSky Sportsは伝えた。
ディ・レスタは、ウイリアムズのリザーブドライバーナンバーである「40」で、今週末の予選と決勝を戦う。