7月29日、鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿8時間耐久ロードレース、トップ10トライアルのトップ3が予選を振り返るとともに、7月30日の決勝レースへの展望を語った。
■ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム(トップ10トライアル:ポールポジション)
中須賀克行
「昨日までは8耐らしい天候にならなかったのですが、今朝のフリー走行は路面温度50度と8耐本番のコンディションで走れたのでよかったです」
「熟成された3年目のマシン、実績ある16.5インチのタイヤを履き、3人ともにいいアベレージを刻めています。3人のうち誰がトップ10トライアルに出場してもいいタイムが出せる状況だったのが強みです。明日の天候が不透明ですが、どちらにしても優勝を目指します」
(トップ10トライアルの最速タイムを更新できなかったことについて)
「(最速のタイムを)更新することはできませんでしたが、3年連続のポールポジションということで、チーム全体の士気も上がるし、明日につながるいい予選になりました。ポールも大事ですが明日が重要なレースなので、3人で力を合わせて頑張ります」
アレックス・ロウズ
「素晴らしいラップを刻むことができ、タイヤも素晴らしくグリップしたよ。僕のアタックは最終セッションで少し失敗したけれど、ナカスガサンがいいタイムを出してくれた」
「3人とも近いタイムを出せていたから、マイケル(ファン・デル・マーク)がトップ10トライアルに出場してもいいタイムを出していたかもね。マシンは乗りやすいし、この素晴らしいコースでのレースが楽しみだ」
マイケル・ファン・デル・マーク
「今日はとてもいい1日でハッピーだ。ふたりはいい仕事をしてくれたね。ポールポジション獲得もよかったし、マシンのパフォーマンスも素晴らしかった」
「コンスタントにタイムを出せているし、マシンが安定しているから安心して明日を迎えることができるよ」
■ヨシムラ・スズキMOTULレーシング(トップ10トライアル:2番手)
シルバン・ギュントーリ
「今日は残念ながらトラブルがあって悔しい思いをした。スーパーポールはおもしろいし、自由にすべてを出し切ることができるけど、今日は出し過ぎたのかもしれない」
「今年は新型マシンでの8耐チャレンジだ。マシンは安定しているからいい結果を望めると思うし、明日が楽しみだ」
ジョシュ・ブルックス
「2005年から鈴鹿8耐優勝を目指して頑張っている。今年は家族的な雰囲気を持つヨシムラで走れてハッピーだ。ヨシムラはファクトリーチームと同等だから、今年こそ優勝を目指しているんだ」
「昨日までは例年の8耐に比べると涼しかったけれど、明日はいつもの8耐の気温になるのかもしれない。今日の予選は気持ちの中ではレースペースだったし、決勝に向けては強くて安定している3人だから自信があるし、ベストを尽くすよ」
津田拓也
「スーパーポールというのは、自分の速さとチームの強さをアピールできるチャンスです。同時に今年は新車をアピールできる場でした。2位ではあるけれど、全力を出せました」
「今日はショーでしたが、明日はみんなで力を合せるレース。ライバルは強いですが、僕たちも強いペースを持っているので立ち向かっていけると信じています」
■カワサキ・チームグリーン(トップ10トライアル:3番手)
渡辺一馬
「テストから含めて順調に進んでいます。ペースも上がっているし、決勝に向けていいレースができる手応えをチーム全員が持っています」
「個人的には今日は目標タイムに届かずに悔しいのですが、レオン(ハスラム)がいいタイムを出してトップ3に入ることができました。明日は僕がふたりを助ける走りをしたいです。チーム全員がものすごく頑張っているので、いいリザルトでこたえたいです」
レオン・ハスラム
「昨年は初めてのカワサキで難しかったのだけれど、今年は順調に進んでいる。特に新品タイヤでもユーズドタイヤでも、どちらでもいいタイムが出ているのがいい材料だ」
「僕の今日のタイムについては少し不満も残っているのだけれど、明日に向けての準備は万端。今日はヤマハとスズキに負けたけれど、明日は上にいけるように頑張りるよ」
アズラン・シャー・ビン・カマルザマン
「いいリズムを保てるように、ベストを尽くすよ」