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メンズクラブ元編集長 戸賀敬城が手掛けるメンズウエアは"楽ジュアリー"

2017年07月29日 19:44  Fashionsnap.com

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ナノ・ユニバース メンズディレクターの戸賀敬城 Image by: FASHIONSNAP
ナノ・ユニバースが、メンズの新レーベル「ナノ・ライブラリー(nano・LIBRARY)」を7月28日に初披露した。メンズファッション誌「メンズクラブ(MENS CLUB)」前編集長で、現在は同ブランドのメンズディレクターを務める戸賀敬城が手掛け、2017年秋冬シーズンから始動。40代~50代をメインターゲットに、今年50歳を迎える戸賀の切り口でラグジュアリーでありながら楽で着心地が良い"楽ジュアリー"なスタイルを提案する。


 今年5月からナノ・ユニバースのメンズディレクターを務めている戸賀は、イベント「トガバコ。」やブランド「クアトロ オット(Quattro Otto)」の立ち上げなど、以前から同社との繋がりは深かったという。5シーズンにわたって一緒に仕事をする中で、同社の柔軟性とこれまでの実績からメンズディレクターに就任することを決めたという。メンズ全体で大きく変わる部分はないが、同社がこれまで取り込めていなかった40代~50代の顧客層の獲得をナノ・ライブラリーで狙う。
 ナノ・ライブラリーでは「ドレススタイル」「着心地」「シルエット」をキーワードに、伸縮性のあるジャージーやハイテク素材を用いてラグジュアリーでありながら楽な着心地の服を展開。スマートに見えるようにシルエットも追求し、既存のクラシックな服にはない"楽ジュアリー"を新しい選択肢として提案する。インポートも充実させ、デビューシーズンでは「タトラス(TATRAS)」のアウターをはじめ、「ストーン アイランド(STONE ISLAND)」や「ラコステ(LACOSTE)」の別注アイテムなどをそろえるほか、日本製の生地と縫製で作られたベルトが特徴的なイタリア発の腕時計ブランド「UED Sart riale」を日本で初めて展開する。価格帯はアウターが4万円~、パンツが2万円~とコストパフォーマンスの高さも重視。アパレルのほか、コスメなどのライフスタイルグッズもラインナップする。コレクションは年4回発表し、それぞれ約20型を展開する予定。来季は「ピッティ・ イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」でバイイングしたアイテムを投入するという。
 戸賀は、"楽ジュアリー"の狙いを「上を目指していく40代~50代に向けた服はクラシックなものが多いが、ラグジュアリーで楽な服があってもいいんじゃないかということを提案したい」と話す。「服だけで威厳を作れる時代ではない」と捉え、「型にはまらない自由」からこだわりのある男らしいスタイルを具現化していきたい考えだ。