ミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催されているインディカー・シリーズ第13戦。28日に2回のプラクティス走行が行われ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がトップタイムをマークした。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は11番手に付けている。
残り5戦となった2017年のインディカー。第13戦の舞台はミド・オハイオの常設ロードコースだ。
午前中のプラクティスではランキング3位のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップタイム。ロードコースではシボレーユーザーのペンスキー勢が速さを見せてきたが、2番手にはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグラハム・レイホールが続き、3番手にはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)とホンダ勢が割って入る。
プラクティス2回目では、ハンター-レイが午前中のタイムを上回り1分4秒2961を記録しトップを奪う。
「今日はいい走りができたよ。クルマも良かった。セッションを通じて適切なステップができた。1週間前にここでテストを行わなかったので、昨年のペースから見ればいい感じだし、改善することができているね」とハンター-レイ。
アレクサンダー・ロッシが5番手、アンドレッティが7番手、佐藤琢磨は11番手に付けておりアンドレッティ・オートスポート勢は上々の滑り出しを見せている。
シボレー勢トップとなる2番手にはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が入った。今季2勝目を前戦のトロントで挙げた彼は、チャンピオンを共に争う強力なチームメイトたちに先行して初日を終えた。
「かなりいいセッションだったと思うよ。ドライビングを楽しむことができたね。このトラックはゲームのような感じさ。セッションのどの段階でタイヤのピークを迎えるか。走っている間にトラックはどんどんスピードが上がってくるので、いちばん最後にアタックしなければならない。明日の予選ではそれが重要なので、最善を尽くさないとね」とニューガーデンはコメント。
3番手にはポイントリーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、4番手にパジェノーが続いている。
初日を11番手で終えた琢磨は、「生産的な一日だったと思います。ミド・オハイオは、セッションが進むにつれてトラックコンディションが劇的に改善される。いいバランスを理解する必要があります。僕たちは今日いい進歩を遂げたので、この勢いで明日はいい一日を過ごしたいですね」と語っている。