トップへ

【ギャラリー】2014~2017年 ポルシェ919ハイブリッドの歩み

2017年07月28日 19:42  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2015年、3台体制でル・マン24時間に挑んだポルシェ
7月28日、ポルシェは2017年シーズン限りでWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間での活動を終了すると発表した。

 ル・マン総合優勝回数、通算19勝を誇る耐久の雄は2014年、約2年間にわたる準備期間を経てWEC/ル・マンに復帰。

 当時は大排気量NAエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたパッケージが主流のなか、ポルシェは2.0リッターV型4気筒ターボエンジンとハイブリッドという現在のトレンドに繋がるパワートレイン体系をいち早く確立した。なかでもMGUで回収した電気エネルギーの貯蔵にリチウムイオンバッテリーを用いたことは先見の明があったと言える。

 以後、ライバルのトヨタ、アウディもそれぞれの形でポルシェの後を追ったが、復帰初年度からシリーズ戦で優勝する競争力を持ったマシンを作り上げたポルシェは、翌年からル・マン3連覇、シリーズ2連覇という“耐久の雄”の名に恥じない成績を残してきた。

 そんなポルシェが生み出したLMP1カー『ポルシェ919ハイブリッド』を写真と搭乗ドライバー、年度別成績とともに振り返ってみよう。

■2014年
マシン:14号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ
ル・マン24時間結果:予選2番手/決勝11位

マシン:20号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー
ル・マン24時間結果:予選4番手/決勝リタイア

WECシリーズランキング
ドライバーズ:3位(14号車)、9位(20号車)
マニュファクチャラーズ:3位

■2015年
マシン:17号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー
ル・マン24時間結果:予選2番手/決勝2位

マシン:18号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ
ル・マン24時間結果:予選1番手/決勝5位

マシン:19号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ニコ・ヒュルケンベルグ/アール・バンバー/ニック・タンディ ※第2戦スパ・フランコルシャン、第3戦ル・マン24時間にスポット参戦
ル・マン24時間結果:予選3番手/決勝1位

WECシリーズランキング
ドライバーズ:1位(17号車)、3位(18号車)、9位(19号車)
マニュファクチャラーズ:1位

■2016年
マシン:1号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレー
ル・マン24時間結果:予選2番手/決勝13位

マシン:2号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ
ル・マン24時間結果:予選1番手/決勝1位

WECシリーズランキング
ドライバーズ:1位(2号車)、4位(1号車)
マニュファクチャラーズ:1位

■2017年
マシン:1号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ
ル・マン24時間結果:予選3番手/決勝リタイア


マシン:2号車ポルシェ919ハイブリッド
ドライバー:ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/アール・バンバー
ル・マン24時間結果:予選4番手/決勝リタイア

WECシリーズランキング *
ドライバーズ:1位(2号車)、4位(1号車)
マニュファクチャラーズ:1位

* 第4戦ニュルブルクリンク終了時点