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ザウバーF1、ホンダとの提携取りやめ、フェラーリとパワーユニット契約。2018年は最新仕様搭載へ

2017年07月28日 18:02  AUTOSPORT web

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マーカス・エリクソンが駆るザウバーC36・フェラーリ
ザウバーF1チームは、スクーデリア・フェラーリと2018年から複数年にわたるパワーユニット契約を新たに結んだことを発表した。ザウバーは2017年は1年落ちのフェラーリPUを搭載しているが、来年は最新型を使用するということだ。

 今年4月に2018年からホンダのパワーユニットを搭載するというプランを発表したザウバーだったが、チーム代表交代の後、方針を変更。今月27日、ホンダとの技術パートナーシップのプランを解消することを発表した。

 その際に、来年のエンジンパートナーについては近いうちに発表すると述べていたザウバーは、翌28日、フェラーリと複数年契約を結んだことを明らかにした。

 ザウバーとエンジンパートナーのフェラーリとの初提携は1997年にさかのぼり、多くの経験を共に重ねてきた関係。その両者が契約を複数年にわたって延長し、今年は2016年型のパワーユニットを使用しているザウバーが、2018年には最新型パワーユニットを使用するということだ。

「ザウバーF1チームとフェラーリはこれまで経験を共有し、それによって強力な基礎を築いてきた。それが我々が早急に効率的に前進するための助けになり、2018年型マシンの開発においても役立つだろう」とチーム代表のフレデリック・バスールは述べている。バスールは、来季からは最新仕様のパワーユニットで戦うことを強く望んでいた。

 フェラーリのパワーユニットを搭載することはザウバーの来季ドライバー選択にも影響する可能性があり、フェラーリ傘下の若手ドライバー、アントニオ・ジョビナッツィ、あるいはシャルル・ルクレールにF1昇格のチャンスが訪れるかもしれない。