ポルシェの2017年限りのシリーズ撤退発表を受けて、WEC世界耐久選手権を運営するACOフランス西部自動車クラブが声明を発表。「2018年シーズンの概要を、早急に関係者へ提唱していく」と述べた。
当初は2018年シーズン末までWEC/ル・マン24時間耐久レースに参戦するとしていたポルシェだが、28日(金)に2019年からのフォーミュラE参戦を表明。この準備のため、今シーズン限りでLMP1クラスでの活動を終了すると明らかにした。
この発表を受けてACOは公式サイト上に声明を掲載。「ポルシェの急な方針転換に衝撃を受けるとともに、彼らの旅立ちを残念に思う」と記している。
「しかし、ACOとFIAは、WECの存続とクオリティを守る者として、2018年シーズンの概要を、早急に関係する者全員に提唱していく。来年は、さまざまなイノベーションが導入され、これまで以上に驚きのあるシーズンとなることは間違いない」
「シリーズに興奮をもたらし、耐久レースをより魅力的な選手権にするには、コスト削減と(シリーズの)安定性に加え、大胆さと創造性が必要なことは明白だ」
「そして、前例のない形になるであろう2018年シーズンは、間違いなく参戦するチームやシリーズのパートナー、そして耐久レースファンを興奮させるものになる」
「我々は9月2~3日に開催される2017年シーズン第5戦メキシコを楽しみにしているし、そこで新たな情報をお知らせできると考えている」