ブランパンGTシリーズ/インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催されるトタル・スパ24時間は、7月27日にフリープラクティスからプレクオリファイ、クオリファイ、ナイトクオリファイが行われ、アッカASPのエドアルド・モルタラ/マイケル・メドウズ/ラファエル・マリチェッロ組90号車メルセデスベンツAMG GT3が最速となった。
いよいよ走行がスタートしたスパ24時間は、11時50分から1時間半のフリープラクティスが行われ、その後17時45分から1時間のプレクオリファイ、20時10分から1時間15分、21時55分から2時間のナイトクオリファイが行われた。
フリープラクティスとプレクオリファイでトップタイムを奪ったのは、アンドレア・カルダレッリも乗り込むGRTグレッサー・レーシングチームの63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3。フリープラクティスではメルセデス勢が好調で、2番手から5番手に続いた。また、プレクオリファイではリナルディ・レーシングの333号車フェラーリが2番手。アプトの9号車ベントレー・コンチネンタルGT3が続いている。
少しずつ気温が下がりはじめたクオリファイでは、マリチェッロ駆る90号車メルセデスが2分18秒562をマーク。アウディスポーツ・チームWRTの2号車アウディR8 LMSが2分18秒675で続いた。3番手には、カスペルスキー・モータースポーツの55号車フェラーリがつけた。
ナイトセッションで2号車アウディは、フレデリック・ベルビシュがステアリングを握りふたたびアタックを敢行するが、2分18秒752に留まり、90号車メルセデスがトップ。2号車アウディが2番手、55号車フェラーリが3番手で7月28日のスーパーポールに臨むことになった。
日本勢では、ルーカス・オルドネス/アレックス・バンコム/千代勝正組23号車ニッサンGT-RニスモGT3がフリープラクティスからトップ10圏内につけ、ナイトクオリファイでオルドネスが2分18秒924をマークし、予選総合9番手につけた。ただ、僚友の22号車GT-Rはクラッシュを喫し、赤旗の原因となっている。
谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉という豪華メンバーで挑戦しているGOODSMILE RACING & Team UKYOは、フリープラクティスは13周を消化し片岡が2分24秒329をマークするも53番手。プレクオリファイでは、可夢偉が2分22秒032を記録も51番手となった。
そして迎えた予選だったが、可夢偉が3周目のオールージュを登る途中で姿勢を乱し、アウト側にクラッシュを喫してしまった。00号車メルセデスはリヤエンドを大きく破損してしまい、ナイトクオリファイを走行できなかった。チームではクラッシュの原因の特定を進め、今後決勝に向けての対応を検討中だとしている。