映画『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』が、10月から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。
1973年にカナダで生まれ、36歳で自殺した元高級エスコートガールの作家ネリー・アルカンを題材にした同作。愛を求め、激情と共に生きたアルカンの生涯と、エロティックで過激な小説の世界を描く。
監督、脚本は『ある夜のセックスのこと モントリオール、27時』のアンヌ・エモン。脚本執筆には約2年を費やしたという。出演者はマイリーン・マッケイ、ミカエル・グアン、ミリア・コル、ベイ=ゴーブローら。原題は『NELLY』。
なおネリー・アルカンの人生と作品の世界観を再発見するプロジェクト「ディスカバー ネリー・アルカン」が始動。その一環として9月に処女作『Putain』の翻訳を刊行する。また11月4日から東京・天王洲の銀河劇場ほかで、アルカンの小説をコラージュして舞台化した『この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』が松雪泰子らの出演で上演される。