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F1王者のロズベルグが、メルセデスのフォーミュラE経営に関与する可能性が浮上

2017年07月28日 13:22  AUTOSPORT web

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イギリスGPを訪れたロズベルグ
メルセデスはフォーミュラE進出に関連して、2016年F1チャンピオンのニコ・ロズベルグに経営側のポストを与える可能性が出てきた。

 今週初め、メルセデスはDTMドイツツーリングカー選手権から撤退し、電気駆動のフォーミュラカーでレースを行うフォーミュラEシリーズへと活動を切り替えることを発表し、モータースポーツ界を驚かせた。

 メルセデスはフォーミュラEに参戦するためのオプション契約を行使し、2019/2020年シーズンから同シリーズに自チームで参戦するという。ドイツのAuto Build紙は、フォーミュラEにおけるメルセデスの活動は、ロズベルグが率いることになると予測している。

「ロズベルグはフォーミュラEシリーズのCEOアレハンドロ・アガグと、モナコですでに会合を持っている」と同紙は主張。ロズベルグが経営管理に関与する可能性は否定できないと、“ロズベルグ側の関係者”が認めているとも報じた。

 フォーミュラEではアラン・プロストがルノー e.ダムスのマネージングパートナーを務めており、チームは好成績を収めている。ロズベルグがメルセデス参戦に関与することになれば、同シリーズに新たなF1王者が加わることになる。

 プロストは今週末のモントリオールePrixを前にして、「自動車メーカーの関与は力強いメッセージとなる」と述べた。

 F1の伝説的ドライバーであるプロストはフォーミュラEの急成長を称賛しつつ、シリーズの今後の発展に前向きな見方を示したものの、F1に取って代わるものではないとの考えを主張した。

「そのような状況になると考える理由はないし、そうなってほしいとも思わない」

「フォーミュラEがそれほどの信頼性を得ているとしても、それはニューヨーク、パリ、モントリオールといった大都市で開催されるといった要素があるからだ」

「それはF1と差別化するための方法でもあるんだ」