ザウバーF1は今週末のハンガリーGPに空力アップグレードのパッケージを投入する予定で、いくつかの新しいパーツがドライバーの可能性を高めることが期待されている。
伸び悩んでいるパフォーマンスと、本拠地ヒンウィルでのマネジメントの交代劇が目立つ2017年シーズン、ザウバーは第10戦終了時点で、パスカル・ウェーレインが8位と10位で2回入賞したのみで、コンストラクターズ9位に沈んでいる。
チーム代表を務めたモニシャ・カルテンボーンは6月に退任、今月17日にフレデリック・バスールが後を引き継いだ。ハンガリーGPは彼の指揮下で戦う初めてのレースとなる。
「連続開催となったシュピールベルクとシルバーストンでのレース後、ザウバーF1チームは例年のF1休業期間前最後のレースに向かって動き出している」とチームのプレビューリリースに記されている。
「チームは空力アップデートの最初の部分を導入する予定であり、2台のザウバーC36に新しいボディワークとクーリングシステムが取り付けられる」
「その後、F1休業期間後に新しいフロアが導入されて完了する予定だ」
ウェーレインとマーカス・エリクソンの両ドライバーは大幅な改良がパフォーマンスの強化につながることを望んでいる。
「ハンガリーGPを楽しみにしているよ。特にそこで導入される予定の空力アップデートの最初の部分にね」とウェーレイン。
「アップデートの適応が僕たちのパフォーマンスにどのくらい影響するのかを見るのはワクワクするね。これがF1夏休み前の最後のレースになるんだ。僕は良いパフォーマンスを出せるように、そしてシーズン前半を前向きな調子で終われるようにベストを尽くすつもりだよ」
エリクソンも同様にアップデートへの期待を示し、よく知るサーキット、しかも常に彼の母国であるスウェーデンからファンが大勢訪れる会場に戻るのがうれしいと語った。
「F1夏休み前の最後のレースへ出発だ。この数年、ハンガロリンクでレースをしているけれど、面白いコーナーの組み合わせでとても高い技術を要求されるコースだ」とエリクソン。
「そこでスウェーデンからの僕のファンに会えることを特に楽しみにしているし、それがより良いパフォーマンスを発揮しようという僕のモチベーションを上げてくれるんだ」
「マシンには新しいパーツも搭載する予定だ。この空力アップデートの見通しについて初めて確認することになり興味深い。できればそれが僕たちを後押ししてくれ、中位グループに食い込んで戦えるよう、進歩できるといいね」