7月26日にアナウンスされたセバスチャン・ローブのシトロエン“復帰”。シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンは、8月前半にテストを行いたい考えを示したほか、ローブの実戦投入については否定している。
前人未到のシリーズ9連覇を成し遂げたローブ。現在はシトロエンと同じくPSAプジョーシトロエングループに属するプジョー・スポールの一員としてダカールラリーやWorldRX世界ラリークロス選手権に参戦している。
そんなローブはグループ内のモータースポーツ活動を束ねた『PSAモータースポーツ』を通してシトロエン・レーシングに協力。近日中にC3 WRCのターマック(舗装路)テストに挑むことが発表された。
この流れから、ローブがWRCに復帰するとの憶測もあったが、チーム代表はこれを否定。WRC.comに対し「ローブを実戦投入する計画は存在しない」と語った。
「今のところ、(実戦への参加は)興味の対象外なんだ。彼はあらゆるジャンルのレーシングカーをドライブしたがっていて、C3 WRCにも興味を抱いていた」
「我々もひとりでも多くのドライバーからマシンのフィードバックを得られることは歓迎する」
「テストは8月の(第10戦)ドイツ前に行いたい。彼の豊富な経験を活かせば、(マシンのアップデートに関する)新たなアイデアが出るかもしれない。我々が興味を抱くようなアイデアがね」