WRC世界ラリー選手権は7月27日、第9戦フィンランドのシェイクダウンが行われ、クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がトップタイムをマークした。
2016年シーズンに、このラリー・フィンランドを制しているミーク。前戦の第8戦ポーランドを欠場し、久しぶりの走行となった4.62kmのシェイクダウンステージで2分14秒3のトップタイムを記録した。
「フィンランドでの事前テストは強雨によって中断されてしまったから、1回目の走行では少しためらいがあった」とミーク。
「事前テストではコンディションが安定しなかったから、かなり苦労したよ」
「今朝の走行は、まだ試したことのない新しいパーツをマシンに投入した。最初のうちは多くのセット変更をすることになったけど、だんだんとフィーリングがよくなり、自信を持てるようになった」
ミークと0.1秒差の2番手はティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)、3番手にはオット・タナク(フォード・フィエスタWRC)がつけた。トップと0.6秒差の4番手にはヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた一方、ポイントリーダーのセバスチャン・オジエはシケインでミスがあり、9番手止まり。
また、ラトバラのチームメイトであるユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)は1回目の走行中、シケインでミスがありクラッシュ。マシンの左フロントとクーリング系にダメージを負ってしまった。
なお、ハンニネンのマシンはトレーラーでサービスパークに運ばれ、メカニックによる修復が行われている。