ホンダは新型シビックシリーズの3タイプ、『シビック・ハッチバック』、『シビック・セダン』、『シビック・タイプR』を9月29日に発売する。
1972年の発売以来、世界累計で約2400万台を販売しているシビック。9月に発売される10代目は、新開発のプラットフォームを核として機能美を追求した先進フォルムを採用。力強い加速と高い環境性能を両立した直噴VTECターボエンジンを搭載し、あらゆる場面で操る喜びを味わえるという。
また、この10代目シビックのタイプRは、2018年シーズンに向け、JASモータースポーツが開発しているTCR車両のベースモデルにもなっている。
10代目シビックは、Cセグメントトップクラスの“操る喜び”を提供することを目指し、サーキットを含むさまざまな走行シーンでの運動性能を高次元で達成できるプラットフォームを新開発。
タイプR向けのプラットフォームを核として、ハッチバック、セダンとともに3タイプを同時に開発したことで、個性を活かしながら、シリーズ全体のポテンシャルを飛躍的に向上させたという。
特にタイプRは、ベース車からのチューンアップではなく、ゼロから理想形を目指して開発。先代モデルからねじり剛性の強化や軽量化、低重心化、ホイールベースとトレッドの拡大により、走行性能を追求した。
搭載するのはタイプR専用の2リッターVTECターボエンジンで最高出力320馬力を達成。6速マニュアルトランスミッションのローレシオ化などにより、加速性能も向上している。
この結果、このシビック・タイプRはニュルブルクリンク北コースのテスト走行でFF車としては最速となる7分43秒80を記録。先代モデルのタイムを7秒近く更新してみせた。
また、このスポーツ性能の向上とともに、街中での乗りやすさや居住性、快適性なども高まっているとのこと。
ハッチバック、セダンは広さや使い勝手はもちろん、タイプRから走行性能を受け継いだことで、スポーティな運動性能を実現した。
価格はハッチバックがCVT、6速マニュアルモデルともに280万440円(税込)、CVTのセダンが265万320円(税込)。そして、6速マニュアルのタイプRが450万360円(税込)となっている。