婚活サービスを提供するIBJは7月27日、「理想の男性について」という調査結果を発表した。調査は婚活サービスを利用している20~40代の未婚女性556人を対象にインターネットで行った。
結婚相手に求める年収を聞くと、1位は「500~699万円」で47%。その理由として最も多かったのは「自分より稼いでいてほしいから」だった。2位以降は「700~899万円」(34%)、「900~1000万円以上」(11%)、「300~499万円」(2%)、「特になし」(6%)と続く。
30代前半男性の平均年収は451万円、現実は厳しい
余裕がある生活や子育ても視野に入るため「世帯年収1000万円は欲しい」という声や、1000万円以上と回答した女性からは「稼ぐ男性はなんでもできる」という声もあがっている。
年収500万円以上の男性が求められている、ということだがたしかに国税庁の調査によると日本の平均年収は男性が521万円、女性が276万円となっている。
しかし男性の平均初婚年齢は男性が31.1歳だ。この辺りの年代の男性の平均年収を見ていくと20代後半で383万円、30代前半で451万円。結局のところ女性は「平均年収以上」の年収を求めている、と言えそうだ。
「これはあくまでも女性の理想です」という但し書きも
「理想の男性」調査では結婚相手として魅力を感じる職業も聞いている。
1位 大手商社・メーカー勤務(40%)
2位 公務員(38%)
3位 医者、特になし(7%)
5位 税理士・会計士(4%)
6位 経営者・広告代理店・テレビ局勤務(2%)
「公務員」を僅差で「大手商社・メーカー勤務」が上回った。大手商社であれば平均年収が1000万円を超えるも珍しくはない。選んだ理由を聞くと、やはり「安定した高収入」「真面目そう」が圧倒的に多く、
「盛り上げ上手で楽しませてくれそう」
「話題豊富でコミュニケーション能力が高そう」
という声も寄せられた。婚活女子には「安定」と「高収入」が欠かせない条件のようだ。
また「これだけは許せない!」という部分を聞くと、1位は「ギャンブル依存症」(40%)。2位以降は「不潔」(24%)、「浮気性」(19%)、「お金にケチ」(8%)、「自慢ばかり」(4%)、「マザコン」(3%)、「太っている」「愚痴・不満が多い」(1%)と続く。
これらに対して同社は「ギャンブルはほどほどに」、「ロン毛やシワシワのワイシャツなど女性は細かい部分まで見ているから気を付けて」などと注意を促した上で「どれも難しいことではなく、普通であれば大丈夫なのです。男性のみなさん、気負いしないでくださいね!」とアドバイスしている。
また同調査の最後には「今回は、理想の男性像を女性の本音で聞いてみましたがあくまでも"理想"です。理想と現実にはギャップがあることは承知でお聞きしてみました」という但し書きが添えられている。