事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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来季に向けたドライバー市場は、大きな動きを期待していた人々を失望させることになりそうだ。特に、現在の所属チームを離れたくて仕方のないフェルナンド・アロンソやカルロス・サインツJrあたりは、どうにも動きが取れずイライラしているに違いない。
メルセデスがまもなくバルテリ・ボッタスと再契約するのは確実で、フェラーリもキミ・ライコネンとの契約をもう1年延長する可能性が高い。そうなると、空席ができそうなのはルノーとザウバーの2チームのみだ。
ただし、ルノーはハンガリーでのテストで、ロバート・クビカを最新仕様のF1マシンに乗せる意向を明らかにしている。したがって、とりあえず彼のパフォーマンスレベルを確かめるまでは、誰とも契約はしないだろう。
ルノーとザウバー以外の8チームは、結局のところ、いずれも現在のドライバーラインナップを維持することになりそうだ。しかし、反対に来年のいまごろは、誰がどこへ行くのかさっぱり見当がつかない状況になっているかもしれない。
現時点で2019年末までの契約を持っているのは、マックス・フェルスタッペンとセバスチャン・ベッテルだけで、残りの18人分はまだ決まっていない。
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■ライコネン契約延長の噂
フェラーリは、来季のベッテルのチームメイトとして、ライコネンに優る候補はいないという現実を受け入れつつある……。
■ヘルマン・ティルケが新たな作品の噂
コペンハーゲンでのグランプリ開催を目指すプロモーターが、ストリートサーキットのレイアウト案を公開した……。
■フォース・インディの有力株主の噂
今季からフォース・インディアのメインスポンサーとなったBWTのオーナー、アンドレアス・ワイゼンバッハーが、ロイ・スブラタの持ち株の買い手の有力候補に浮上してきた……