映画『We Love Television?』が11月3日から全国で公開される。
同作は、全盛期に自身の冠番組やレギュラー番組の1週間の視聴率の合計が100%を超えたことから「視聴率100%男」と呼ばれた萩本欽一の新番組制作に2011年から密着したドキュメンタリー。監督は新番組企画の発起人であり、『電波少年』シリーズなどで知られる土屋敏男が務めた。共演者は田中美佐子、河本準一(次長課長)ら。番組の構成は放送作家の高須光聖、番組セットは猪子寿之率いるチームラボが担当。
映画を作っていることを知らされていなかった萩本欽一は「この映画、人生で納得のいかない唯一の仕事かな。でももっと面白くしたいなら、僕がコロッと逝った時に公開すればいいんだけどね(笑)」、萩本を師と仰ぐ土屋敏男監督は「僕にとって追いつきたいけど追いつけない師匠であり、常に動き続けている運動体、萩本欽一の最初で最後の貴重な映像になったと思います」とコメントしている。また今回の発表とあわせて特報が公開された。
■萩本欽一のコメント
まさか映画を作っているなんて、知らなかった。この映画、人生で納得のいかない唯一の仕事かな。でももっと面白くしたいなら、僕がコロッと逝った時に公開すればいいんだけどね(笑)
■土屋敏男監督のコメント
この映画で、僕の積年の思いが完結しました。このドキュメンタリーをテレビではなく映画にしたいと思ったのは、テレビは途中で観ることをやめることができる。
でも映画は映画館に入ったら逃げられない。だから、逃げられない環境で観るものを作ってみたかったんです。僕にとって追いつきたいけど追いつけない師匠であり、常に動き続けている運動体、萩本欽一の最初で最後の貴重な映像になったと思います。