WTCC世界ツーリングカー選手権で2年ぶりの復活となるマカオ・ギアサーキットでの市街地戦のスケジュールが確定し、イベントは11月16~19日の4日間にわたって行われ、2ヒートのレースは2日間に分けて開催されることとなった。
2014年以前は、最終戦として世界最高峰の市街地を舞台に数々のドラマを生み出してきたマカオだが、2017年カレンダーでは最終戦前の開催となり、シーズンはマカオから2週間後のカタール・ロサイルでフィナーレを迎えることとなる。
ギア・サーキットでのレースウイークは木曜から始まり、初日は13時10分からのフリープラクティス1のみ。金曜は11時5分からのフリープラクティス2を経て、午後13時35分から予選、続く14時50分からMAC3が行われる。
そして土曜の14時10分に予選レースが8周で行われ、伝統に従って休息をはさみ、翌日曜の10時40分にメインレースとなるレース2が10周で争われる。
WTCCプロモーターを務めるフランソワ・リベイロは、復活したマカオGPでのレースフォーマット変更に歓迎の意を示し、2ヒートを2日に分けて開催することにより、土曜の予選レースはヨーロッパ時間で土曜午前7時10分スタートとなり、欧州の視聴者にとっても“ウォッチャブル・タイム”になるという。
さらにF1のモナコGPスタイルを取り入れ、休息を挟んで行われるリバースグリッド採用のメインレースは、日曜午後の開催となることにより、ヨーロッパの土曜深夜でのライブ中継が可能となる。
このスケジュール確定に際し、「マカオはWTCCのシーズンハイライトになると期待している」と語ったリベイロ。
「土曜の午後に、最初のレースを行うと決めたマカオの大会組織委員会に感謝している。これにより、アジア、ヨーロッパ、中東では、WTCCのライブストリーミングで、国際的により多くの視聴者を獲得可能な時間帯での放映が可能になった」
「マカオはドライバーズとマニュファクチャラーズの双方の選手権にとって、決定的な1戦になる可能性が高い。すべてのポイントが加算されることはもとより、マカオのトラック、ギア・サーキットがどれほどチームとドライバーにとって厳しいものか、誰もが知っていることだからね」