ツインリンクもてぎ開業20周年記念イベントのご案内
世界を制したHondaの歴代WGP、MotoGPマシン、スーパーGT・JGTC 3メーカーの歴代チャンピオンマシンが、時空を超えてツインリンクもてぎで競演!
森の中のモビリティテーマパークツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)は1997年の開業以来、2輪、4輪の国際レースを始め、国内のトップカテゴリーなど数々のレースを開催してまいりました。2輪、4輪国内最高峰のJSB1000、スーパーフォーミュラが同時開催される「ツインリンクもてぎ20thアニバーサリーデイ ツインリンクもてぎ2&4レース」にお
いて、歴史を彩ったスーパーGT・JGTC(全日本GT選手権)の3メーカーのチャンピオンマシンが結集。当時のチャンピオンドライバーがステアリングを握る夢の競演を開催します。さらにロードレース世界選手権であるWGP、MotoGPを席巻したHondaの歴代チャンピオンマシンによるタイムトラベルレースも行います。
スーパーGT・JGTCタイムトラベルレース、参加マシン
2000年JGTC GT500チャンピオンマシン:Castrol無限NSX[担当ドライバー:道上龍]
1996年Honda NSXは満を持してJGTCに参戦を開始。初年度の1994年以来スカイライン、マクラーレン、トヨタ・スープラなどがタイトルを獲得してきたが、NSXは1998年初優勝を記録すると、その後もトップ争いを続け2000年は道上龍がシーズンを通して安定した速さを披露。ついに念願のチャンピオンを獲得した。
2008年SUPER GT GT500チャンピオンマシン XANAVI NISMO GT-R[担当ドライバー:本山哲]
NISMOは2003年にスカイラインGT-Rで、2004年にフェアレディZでJGTCチャンピオンを獲得。その後、2007年までフェアレディZで参戦したニッサン勢は、2008年にマシンをNISSAN GT-Rにスイッチ。NISMOは本山哲とブノワ・トレルイエのコンビで開幕から2連勝し、その後も第8戦で優勝。全9戦中3勝の活躍をみせ、見事ドライバーズチャンピオンを獲得した。
2013年SUPER GT GT500チャンピオンマシン ZENT CERUMO SC430[担当ドライバー:立川祐路]
2005年からJGTCはスーパーGTシリーズに名称を替え、さらにハイレベルな戦いが展開されることになった。その2005年トヨタは、スープラで高木虎之介・立川祐路組がチャンピオン獲得。翌2006年からレクサスSC430を投入。立川は、2011年から平手晃平と組み、常にチャンピオン争いに絡む強さを見せ、ついに2013年レクサスSC430で自身3度目のチャンピオンを獲得した
MotoGP・WGPタイムトラベルレース、参加マシン
1999年 GP250 Honda NSR250
1986年にデビューした250ccマシンで、ロードレース世界選手権(WGP)や全日本ロードレースなどで数々のチャンピオンを獲得した名車。国内では岡田忠之、宇川徹、加藤大治郎らがNSR250でタイトルを手にし、世界に進出。加藤は2001年に世界選手権でもこのNSR250でチャンピオンを獲得している。1999年のGP250クラスには宇川徹、ロリス・カピロッシらがNSR250で世界選手権に参戦し、宇川はランキング2位と健闘した。
1999年 GP500 Honda NSR500[担当ライダー:岡田忠之]
1984年ロードレース世界選手権(WGP)にデビューすると初年度から圧倒的な速さをみせ、ランディ・マモラがランキング2位を獲得。翌1985年にはフレディ・スペンサーが7勝を挙げてチャンピオンを獲得した。その後も2002年までの19年間で計10回ものチャンピオンに輝いた名車。1999年はミック・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、岡田忠之らがNSR500でWGPに参戦し、クリビーレが6勝、岡田が3勝を飾りクリビーレは見事チャンピオンに輝いた。
2002年MotoGP RC211V[担当ライダー:玉田誠]
ロードレース世界選手権の最高峰が2ストローク500ccから4ストローク990ccに変更となった2002年、HondaはニューマシンRC211Vを投入した。バレンティーノ・ロッシ、宇川徹、アレックス・バロス、加藤大治郎らがRC211Vで出場(バロスと加藤は前半戦はNSR500を使用)。ロッシが全11勝を挙げチャンピオンを獲得。宇川1勝、バロスもRC211Vにスイッチした後半戦で2勝を挙げ、全16戦中RC211Vが14勝の活躍をみせた。
2016年 MotoGP RC213V[担当ライダー:青山博一]
RC211V、RC212Vと進化したHondaのMotoGP™マシンは、エンジン排気量の上限が1,000ccとなった2012年にRC213Vを投入。ダニ・ペドロサが7勝、ケーシー・ストーナーが5勝を記録。惜しくもライダーズチャンピオンはYAMAHAのホルヘ・ロレンソに奪われたが、マニュファクチャラーズチャンピオンはHondaが手にした。その後、マルク・マルケスが2013年、14年、16年にチャンピオンを獲得。今シーズンもマルケスとペドロサがランキング上位で争っている。
タイムトラベルレース、参加ドライバー・ライダー
道上龍
1991年に4輪レースデビュー。JTCC(全日本ツーリングカー選手権)、JGTCにも参戦しHondaのエースとして陣営を牽引してきた。2014年からはチーム監督として采配を振るってきたが、2016年ツインリンクもてぎで行われたWTCCにスポット参戦すると、2017年WTCCにフル参戦。再びレーシングドライバーとして活躍中。
本山哲
1990年全日本F3参戦。1995年全日本ツーリングカー選手権参戦を経て96年F・ニッポンデビュー、1998年にチャンピオン獲得。その後も2001年、03年、05年と計4度シリーズチャンピオンに輝いている。スーパーGT・JGTCでも2003年、04年、08年と3度シリーズチャンピオンを獲得。長年ニッサン陣営のエースとして活躍してきた日本を代表するドライバーのひとりだ。
立川祐路
1993年、地方カート選手権でタイトルを獲得し、翌年、渡仏し海外で武者修行。1995年、フォーミュラトヨタ西日本シリーズで国内4輪デビュー、3勝しタイトル獲得。その後F3、フォーミュラ・ニッポンへとステップアップ。全日本GT選手権(現スーパーGT)には、1996年のスポット参戦後、1999年からトヨタ・レクサスのGT500クラスにフル出場、2001、05、13年と3度のチャンピオンに輝くと共に最多ポールポジションと最多勝を達成。LEXUS LC500で今年もGT500クラスに参戦。4度目のタイトルを狙う。
岡田忠之
1985年にロードレースデビュー。1988年に全日本ロードレース250ccクラスに参戦、翌1989年チャンピオンを獲得すると、91年まで3年連続で250ccクラスのチャンピオンに輝いた。1993年にロードレース世界選手権250ccクラスに参戦し、1994年にランキング2位を記録。1996年には最高峰のGP500クラスに参戦し1997年に初優勝を飾ってランキング2位。1999年には3勝を記録してランキング3位の活躍をみせた。
玉田誠
1995年全日本ロードレース250ccクラスにデビュー。1999年にスーパーバイククラスに参戦。ホンダワークス入りを果たした2001年、スーパーバイク世界選手権日本ラウンドにスポット参戦し2レースとも優勝。その名を世界に轟かせた。2003年ロードレース世界選手権MotoGP™クラスに参戦。翌04年バレンティーノ・ロッシと優勝争いを展開し第7戦と日本グランプリで優勝。その後もスーパーバイク世界選手権、鈴鹿8時間耐久ロードレース、アジアロードレースなどで活躍した。
青山博一
1998年にロードレースにデビュー。翌年いきなり全日本ロードレース125ccクラスに参戦。2000年に250ccクラスに転向し、2003年念願のチャンピオンを獲得した。その活躍が認められ2004年からロードレース世界選手権250ccクラスにフル参戦。2009年は4勝を記録して見事チャンピオンを獲得した。2010年からMotoGPクラスにステップアップ。一時スーパーバイク世界選手権に戦いの場を移したものの2015年までMotoGPクラスで活躍した。