梅雨が明けて、洗濯物が乾く季節がやってきた。洗濯の際にはジーンズなど色落ちするものは分けて洗う、といったことをするが一体どこまで洗い分けするべきなのだろうか。
ガールズちゃんねるには7月23日、「洗濯物、どこまで分け洗いする?」というスレッドが立った。スレ主は、「タオル、色物、下着、おしゃれ着、靴下、ジーパン」など細かく洗いわける人物。知人に話したところ、「そんなに分けない」と驚かれたという。
「そんなに分けて洗う時間ない」「水道代がかさみそう」
スレッドでは、「わけない まるごと洗う」など、いちいち分けて洗っていられない、という意見が続出。いちいち洗い分ければ何度も洗濯機を回す手間が生じるため、「そんなに分けて洗う時間ない」「靴下だけで洗うの? たまるの待つの?」など否定的な声が挙がっている。
また、「そんなに分けたら水道代がかさみそう」「一人暮らしなので水道代がもったいなく」などと心配する人もいる。パナソニックのサイトを見ると、タテ型(容量10キロ)の洗濯1回あたりの水道代は約27円。毎日洗濯すると年間で約9855円かかるが、1日2回だと約1万9710円となり、費用がかさむ。
分けないでまとめて洗えばいいかといえば、「初めて独り暮らしした時に真っ白のお気に入りのワンピースとタオルとか色々一緒に洗ったら濁った白になった」という人もおり、衣類を大切にしたい思いから分けて洗う人は多い。
「タオルだけで バスタオル、フェイスタオル、手拭きタオル バスマットわけて洗います」
「白と色物で分けてる!」
「大体下半身と上半身に分けて洗う」「トイレマットと衣類は分けて洗う」という人もいる。
洗い分けるのは、色物やセーターなどだけでよさそう
スレ主は十分に細かいと思うが、バスタオル、パジャマ、ハンドタオル、フェイスタオルを別々に洗うほか、オシャレ着でもトップスとボトムスを分けるなど、さらに上を行く人も。これは潔癖すぎるだろうが、「分けない人がこんなにいる事に驚きだわ」など、洗濯物を洗いわけない人が信じられない、という人は多い。
無印良品くらしの良品研究所が掲載した「洗いわけをするか」のアンケート調査結果を見ると、「分けている」という人が56%と過半数を占める。一方で「分けていない」は25%と少数だった。
洗いわけをしないと不潔なのだろうか。東京ガスのコラムでは、洗剤に含まれる界面活性剤には「再汚染防止作用」があり、「一旦、落ちた汚れが、他の衣類にも移ってしまうことはまず起こらないと言われています」と説明されている。顔拭き用のタオルとパンツなど下着類と一緒に洗っても、衛生上問題があるわけではなさそうだ。
しかし何でもかんでも一緒に洗っていいわけではない。たとえば、初めて買った色物や、洗濯機で洗えるセーター、デリケートな衣類などは別洗いがいいとしている。