スーパー耐久シリーズ2017 第4戦TKUスーパー耐久レース in オートポリス
開催日時:
2017年7月15日(土)公式予選
2017年7月16日(日)Gr.2決勝/Gr.1決勝
開催サーキット:オートポリス
Wether/Condition:【予選】晴れ/DRY【決勝】晴れ/DRY
ドライバー:田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人
まずは今回の九州北部豪雨で被害に遭われた方々に心よりのお見舞いを申し上げます。京都からオートポリスへ向かう途中、車窓からではありますがその甚大な被害を目の当たりにして言葉もありませんでした。
被害を受けた日田市に属するオートポリスでの開催で少しでも地元の応援にお役に立てれば幸いかと思います。また一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
■7月14日(金)公式フリー走行■
「もう梅雨も終わって夏ですね」とチーム内で話す声が聞こえてくるとおり、夏の日差しが照り付けるオートポリスで2017年スーパー耐久の後半戦がスタートしました。
今年結成されたAudi Team DreamDrive、第1戦の頃はチーム全体としてまだまだ固さを感じるものでしたが白熱するST-TCRクラスの前半を戦い抜いて今やそんな固さもなくなり、チームのレベルも高いものとなってきています。
フリー走行では各ドライバーともに順調にタイムを刻み終了。翌日から始まる予選に向けて、そのデーター解析と入念な作戦会議が繰り返され悲願の初勝利を目指します。
■7月15日(土)予選■
混迷を極めたST-TCRクラス予選。特にAドライバー予選では出走4台のタイム差がコンマ6秒以内で繰り広げられる混戦で、そんな混戦を制したのがAudi Team DreamDrive のAドライバー、田ヶ原章蔵選手。
続くBドライバー予選でも白坂卓也選手がチーム、クラスともにトップタイムを叩き出しなんと開幕から負け無しの4戦連続のクラスポールポジションを獲得。
ドライバーみんな声を揃えて「こんなこと人生で初めて!」と興奮気味だったのが印象的でした。こうなるとどうしても勝ちたい。予選終了後にはドライバー、メカニックとチーム全員でピットイン作業の練習を繰り返し翌日の決勝に備えます。
■7月16日(日)決勝■
Audi RS3 LMSはタイヤがどうしても厳しくなってしまい、どうせタイヤ温存のドライブをしてもタイヤは厳しくなるのでならばここは攻めて一気に前へ出て後続とのマージンを稼ごうという作戦に。
スタートドライバーの白坂卓也選手は2位以下を引き離すドライブで作戦は成功かと思われたがライバルのホンダ勢はこちらの想像以上に長く走り、またしてもトップを明け渡すことに。
2番手の竹田直人選手も、アンカーを務めた田ヶ原章蔵選手もこちらの作戦通りのパフォーマンスで走り、トラブルなどもなく走りきってしかし、順位は2位でのフィニッシュという形に。
やるべきことはやれたし、トラブルも出なかった。しかしライバルはもう一枚上手だったというのが偽らざる気持ち。2017年シーズン開幕の時にチームで共有した「我々は挑戦者である」という言葉を今一度思い出し、次戦に臨みます。
しかし今回のレースでは収穫、手応えを多く得ることのできたレースでしたし、何より年間シリーズランキングでは2位に浮上し年間ランキングトップも十分狙える位置につけています。
今回ご来場頂いたファンの方々を始め、スポンサー各位に感謝申し上げるとともに今後ともAudi Team DreamDrive の応援を宜しくお願い申し上げます。