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メルセデス撤退発表にDTMプロモーターが声明。「事前発表により、時間的猶予を手にできた」

2017年07月25日 11:02  AUTOSPORT web

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2018年シーズン限りでのメルセデスDTM撤退発表を受け、シリーズプロモーターがコメントを発表した
7月24日に電撃発表されたメルセデスベンツの2018年シーズン限りでのDTMドイツツーリングカー選手権参戦終了。この発表を受けて、シリーズをプロモートするITR e.Vがコメントを発表。また2019/20年からメルセデスが参戦するフォーミュラEも声明を発表している。

 これまで26シーズンに渡りDTMに参戦し、シリーズを支え続けてきたメルセデスは、19/20年からフォーミュラEに参戦。この活動に集中するため、18年シーズン限りでDTMでの活動を終了するとアナウンスした。

 アウディ、BMWとともにシリーズの一角を担ってきたメルセデスの決定に対し、DTMプロモーターのITR e.Vは公式サイト上にコメントを掲載。「メルセデスの決定を残念に思う」と述べた。

「しかし、我々は彼らの決定を尊重しなくてはならない。DTMは世界でも有数のツーリングカーシリーズであり、メルセデスは2018年シーズン限りで撤退することを事前にアナウンスしてくれた」

「これにより、我々は現状を精査し、将来に向けて持続可能なコンセプトを準備するための時間的猶予を手にしたことになる」

■フォーミュラE側はメルセデスを歓迎。「我々は時代の目撃者」
 また、フォーミュラE代表のアレハンドロ・アガグは「日々、参戦するマニュファクチャラーが増加しているフォーミュラEファミリーの一員にメルセデスを加えることができて、今日は素晴らしい日になった」と述べている。

「これはモータースポーツ界だけでなく、自動車業界全体が電気自動車へ急速にシフトしていることの表れだ。我々は時代の目撃者なのだ」

「フォーミュラEは、この変化を体現しているシリーズであり、参戦しているチームやマニュファクチャラーたちとともに技術革新を推進し、より手にしやすい電気自動車の誕生に寄与していく」