ハンガリーGP後のF1合同テストにザウバーから参加することが決定した松下信治が、この機会を最大限に生かし、多くのことを学びたいと語った。
24日、ザウバーは、現在F2に参戦中のホンダ育成ドライバーである松下をF1ハンガリー合同テストの2日目、8月2日に走らせることを正式に発表した。ザウバーは2018年からホンダのパワーユニットを搭載することが4月に発表されている。
自身初となるF1テストのチャンスをつかんだ松下は、夢に向かって一歩前進した喜びを次のように語った。
「4歳のころ、ミハエル・シューマッハーに惹かれて、F1でレースをする彼を見ていました」と松下。
「それ以来、F1ドライバーになるという夢を追いかけています。初めてのF1テストの機会にわくわくしていますし、ハンガロリンクでザウバーC36・フェラーリをドライブするのが本当に楽しみです。素晴らしいチャンスをいただきました」
「僕にとってもチームにとっても有意義な一日になることを期待しています。できるだけ多くのことを学びたいですね」
「テストを実現してくれたザウバーF1チームに感謝します」
モニシャ・カルテンボーン代表が退任したことで、ザウバーとホンダの契約が実行されないのではないかとの懸念も生じているが、新代表フレデリック・バスールは、松下はこの機会を得るにふさわしいドライバーであると述べている。
「信治がこの大きなチャンスを得たことを喜んでいる。F1マシンでの初テストを経験することになるが、彼はそれにふさわしいドライバーだ」
「ARTグランプリでF2にデビューして以来、彼の進歩をしっかりと見守り、パフォーマンスが向上するのを見てきた。このF1テストで、彼がいずれF1ドライバーになるという夢に一歩近づくことになるだろう」