ルノーF1が、ハンガリーGP後の合同テストでロバート・クビカを走らせることを正式に発表した。
2011年のシーズン前にラリーでクラッシュして重傷を負ったクビカは、それ以来F1から遠ざかっていたが、今年6月上旬、バレンシアでのルノーF1のテストに参加。現在のルノーカラーに塗り替えられた2012年型ロータスE20で走行し、約6年ぶりにF1マシンへの復帰を果たし、モータースポーツイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでもこのマシンをドライブした。
その後、ルノーは今月12日、ポール・リカールでクビカの2回目のテストを実施したことにより、ハンガリーGP後のF1合同テストでルノーがクビカを起用するという説がささやかれていた。
24日、ルノーはついにハンガリーGP後の8月1日と2日に開催されるテストでクビカを走らせることを正式に認めた。
「最初の2日間のテストで、ロバートと我々は大量の情報を集めることができた」とルノーF1のマネジングディレクター、シリル・アビテブールは語った。
「ハンガロリンクでR.S.17を走らせる次のセッションによって、我々は現在のマシンと実際のコンディションで詳細で正確なデータを得ることができるだろう」
「どのような状況においてロバートが今後のシーズンで競技に復帰することが可能なのかを確認するため、テスト後、集めた情報を慎重に分析する」
8月のテストはクビカにとって、最新F1マシンに乗る初めての機会となる。ルノーはクビカとともに、現在F2に参戦するニコラス・ラティフィを起用することもあわせて発表した。