ジャガーは、7月13日にイギリス・ロンドンで新型コンパクト・パフォーマンスSUV『E-PACE』を発表。発表会では『E-PACE』が持つダイナミクス性能を表現する試みとして、らせん状に270度回転しながら15.3mものロングジャンプに挑む“barrel roll(バレルロール)”を成功させ、ギネス世界記録に認定されるというド派手なワールドプレミアとなった。
このブランニューモデルとなる新型『E-PACE』は、スポーツカーのデザインとパフォーマンス、広々とした室内空間、実用性、コネクティビティを兼ね備えた5人乗りのコンパクト・パフォーマンスSUVとして登場。先にデビューしたジャガー初のSUV、『F-PACE』の弟分としての役割を担うことになる。
使用されるプラットフォームはジャガー・ランドローバー(JLR)グループの兄弟ブランドであるレンジローバー・イヴォークや、ランドローバー・ディスカバリースポーツのものとなり、パワフルで効率的なINGENIUM(インジニウム)ガソリンおよびディーゼルを搭載する。
アクティブ・ドライブラインAWDシステムは、ジャガー初となるテクノロジーで、驚異的なトラクションとジャガーならではの後輪駆動特性を両立する先進の全輪駆動制御となっている。
また、最新モデルにふさわしいコネクティビティやインテリジェンス機能も充実し、デジタル機器の接続端子を車内の至る所に設置。選択する仕様によっては、12V電源ソケットが4つ、USB接続ポートが5つ、さらに、最大で8台の機器を接続可能な4G Wi-Fiホットスポットを備える。
日本仕様モデルでの採用は未定ながら、ジャガー自慢の『InControl』システムでは、車両をスマートフォン上で追跡して車両のセキュリティを確保したり、事故が発生した際は救急サービスへ自動的に連絡。スマートフォンやスマートウォッチで燃料残量や走行距離を車両から離れた場所から確認することも可能となる。また、車両の暖機や冷房の作動、さらにはエンジンの始動も遠隔操作で行う機能も備えている。
また、スロットル、オートマチック・トランスミッション、ステアリング、およびアダプティブ・ダイナミクス・サスペンション・システム(装備車両のみ)をドライバーの好みにあわせて設定することができる『コンフィギュラブル・ダイナミクス』も搭載。
さらに先進安全装備では、ステレオカメラを搭載して歩行者検知機能を含む先進的な自動緊急ブレーキ・システム(AEB)に加え、レーン・キープ・アシスト(LKA)、トラフィック・サイン・レコグニション(交通標識認識)、インテリジェント・スピードリミッター、ドライバー・コンディション・モニターなどと連動。パーキング・エイド(フロント・リア)は標準装備となるほか、ステレオカメラは電動パワーアシスト・ステアリング(EPAS)とリアレーダーと連携して、ブラインド・スポット・アシスト機能を作動させ、側面衝突を回避するステアリングアシストを行う。
また、従来よりフロントスクリーン投影できる情報を66%向上させた最新世代のフルカラー・ヘッド・アップ・ディスプレイも搭載。上位モデルを脅かすほどの先進機能が盛り込まれている。
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