WRC世界ラリー選手権のポイントリーダーであるセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)は、第9戦フィンランドに向けた事前テストでクラッシュ、この件をチームメイトに謝罪した。
Mスポーツは、ラリー・フィンランドに向けた事前テストを同国内で実施。前半をオット・タナクとオジエ、後半をエルフィン・エバンスとティーム・スニネンに託す予定だった。しかし、オジエのドライブするフォード・フィエスタは最後の走行中、高速コーナーで岩にヒットしコースアウト、立木に衝突した。
オジエとコドライバーのジュリアン・イングラシアにケガはなかったが、マシンへのダメージはサスペンションのほかロールケージにまで及んでいた。そのため、翌日に控えていたエバンスとスニネンは走行できずにテストを終えている。
オジエはWRC.comに対し、「クラッシュを避けることはできなかった。6速全開で抜ける長いコーナーの出口に大きな岩があったんだ」とコメントしている。
「チームメイトたちがテストを続けることができなくなってしまい申し訳ないが、マシンのフィーリングは素晴らしかった。ラリーが非常に楽しみだ。タイトル防衛のためにいい結果を残したい」
チームを引きるマルコム・ウィルソンは「テストが予定より短くなってしまったのは非常に残念だ」と語る。
「しかし、オット(・タナク)とセバスチャン(・オジエ)がいいフィーリングをつかんでいることに満足している。」
「すべてのドライバーがいい結果を残せると確信しているし、そのための準備を整えている」
WRC第9戦ラリー・フィンランドは7月27日(木)に開幕する。