ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。オーストリアGP&イギリスGP編です。
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僅差のタイトルバトルを展開中のセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンは、F1随一の『バッドボーイ』の座も争っている。
私たちがオーストリアに到着する数日前、ベッテルはFIAの本部に呼び出されて訓戒を受け、ロードセーフティ・プロモーションへの協力を約束させられた。言うまでもなく、アゼルバイジャンでルイスのマシンに体当たりを食らわせるという悪行への罰としてだ。
だが、シルバーストンへ来てみると、今度はハミルトンが一番のバッドボーイという扱いになっていた。ロンドン市街で行われた「F1ライブ」のイベントに、彼は現役ドライバーではただひとり出席しなかった。元チームメイトのニコ・ロズベルグまでが参加していたにもかかわらず、である。
もっとも、グッドボーイの代表格とされているロズベルグも、世界的に名高いウインブルドンのテニストーナメントをロイヤルボックスで観戦しようとした時には、「お行儀の悪さ」を露呈することになった。ニコは比較的きちんとした服装をしていたものの、靴下を履かないという流行を取り入れていた。それがウインブルドンのドレスコード(服装規定)に抵触すると指摘されたのだ。
そうなると、彼もハミルトンを笑えない。一昨年のウインブルドンでは、ルイスがジャケットを着用せずに試合の観戦に訪れて、入場を拒否されている。
続きはF1速報WEBで掲載中。
■記憶も失うナイトパーティー
オーストリアでの木曜の夜、メルセデス・チームはホスピタリティユニットの屋上でバーベキューパーティを開き、私たちジャーナリストもご相伴にあずかった。そこまでは私もよく憶えている……
■シューイからは逃げるべし
ハミルトンがグリッドペナルティを受けた週末には、どうしてもバルテリ・ボッタスに注目が集まることになる……。
■気まずいふたり
キミ・ライコネンなら、よろこんでシューイーに加わってくれるかもしれない……。
■撃墜王クビアト
「あそこですごくいい仕事をしてくれたね、とダニに伝えてくれ」。これはイギリスGPのオープニングラップで聞かれた、カルロス・サインツJrの皮肉たっぷりのチームラジオだ……。
■アロンソがQ1トップ!?
シルバーストンで最大の『事件』は何だったか……。