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『STAR SAND -星砂物語-』新場面写真 石橋蓮司「詩的な作品に仕上がったのでは」

2017年07月23日 17:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 8月4日に公開される日豪合作映画『STAR SAND -星砂物語-』より、新場面写真が公開された。


参考:『STAR SAND -星砂物語-』予告編公開 吉岡里帆「どうか皆様に監督の想いが届きますように」


 本作は、1945年の太平洋戦争の戦時中、戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女を軸に物語が展開されていく反戦映画。2016年の東京で、大学生の志保が、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女の日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく模様を描く。


 キャストには、織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子、ブランドン・マクレランドらが名を連ねる。


 このたび公開された新場面写真には、米国人脱走兵のボブ(ブランドン・マクレランド)と世話を焼く洋海(織田梨沙)が微笑み合うシーンや、日本人脱走兵の兄であり、重傷を負って除隊した後も国への忠誠心を誓う一(三浦貴大)と対峙するシーンなどを収録。


 なお、1945年の沖縄パートで、爆撃で娘を失った時の様子やその悲しみと憤りを、語りのみで観客に伝える儀間役の寺島、洋海を心配し、気にかける隣人・吉上役の渡辺、2016年の現代の東京パートで、吉岡演じる女子大生に成長のきっかけを与える教授役の石橋、老女役の緑からコメントが寄せられている。


■コメント一覧


・寺島しのぶ
とても重要な役所だと思いました。
織田さんはとても逞しく生きているこの役にぴったりな存在感があったように思います。


・渡辺真起子
沖縄の青い空と海が、ただそこにあり強く美しくあるように、織田さん演じる梅野洋海は汚れなく美しかった。
この美しく悲しい物語が、未来の平和に繋がりますように。


・石橋蓮司
ロジャーとは40年前からの友人で、常に彼の物の見方には賛同していましたが、今回は映画を通しての表現に参加出来て、嬉しく思っています。
彼の一貫した反戦思想に貫かれた、詩的な作品に仕上がったのではと思っています。


・緑魔子
STAR SAND……美しい響きと共に、恐い響きもする。
この世で、一体どれだけの生と死が繰り返されてきたのだろう。
全ての生き物は皆、一つひとつの今を生きた。
つながって現在、私たちは今を生きている。
吉岡里帆さん演じる美しくさわやかな、スマホ世代の若者の手に、洋海が集めたSTAR SANDのいっぱい詰まったビンを渡した時、何故か一瞬時間が止まった様に静かな気持ちになった。
雨あがりの小さな公園の樹木の葉っぱが、陽の光にゆれるのを永遠の様に感じた。
パルバースさん ありがとう。


(リアルサウンド編集部)