スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表は、7月23日にスポーツランドSUGOで行われたGTA定例記者会見の場で、2018年のシリーズカレンダーが7月27日に発表されると明らかにした。
2018年のシリーズカレンダーについては、今季まで第6戦として開催されていた鈴鹿1000kmが来季からGT3/GT300による耐久レース『鈴鹿10時間』に変更されることから、スーパーGTの鈴鹿戦がどの日程になるのかが注目どころと言えた。
そんな2018年の日程について坂東代表は、今後JAF日本自動車連盟におけるカレンダーの審議を経て7月27日に発表されるとし、現段階ではすべてを明らかにすることはできないながら、その概要を説明した。
坂東代表によれば、4月の開幕戦岡山、第2戦富士は変わらず。第2戦は500kmのレース距離は同様だ。注目の鈴鹿のレースは他ラウンドと同様の300kmレースで、坂東代表によれば「シリーズ前半にずれる」という。パドックでの噂では第2戦の後、5月下旬の第3戦とされている。
また、ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されているタイ戦だが、今季でいったん契約が終了となるが、1年ずつの契約で来季も継続。ただし日程については、MotoGPの日程との調整について、タイのスポーツ省や観光省、サーキット側とも調整し、これまでの10月開催から時期をずらして、かつてセパン戦を開催していた頃(6月)になるという。
シリーズはその後、日本へマシンを戻し8月の富士戦が開催されるが、「レース距離を少し変える(坂東代表)」という。パドックで流れている噂では、鈴鹿1000kmがシリーズからなくなることで、この富士戦が長距離レースになると言われている。
その後の日程については坂東代表から語られることはなかったが、噂ではおそらく9月にスポーツランドSUGO、10月にオートポリス、そして11月にツインリンクもてぎでの最終戦とされている。なお、WEC世界耐久選手権等の他のシリーズとの兼ね合いについては、「ル・マン24時間等については最大限配慮はしているが、スーパーGTはグローバルなレースであり、自分たちのシリーズをいちばん尊重し、日本のファンの皆さんに喜んでいただくために日程を組んでいる」と坂東代表。
正式なカレンダーは27日の発表を待たなければならないが、来季のスーパーGTは今季までとは異なるシリーズ展開になりそうだ。