スーパーGT第4戦SUGOの予選が7月22日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスはVivaC 86 MCが2戦連続のポールポジションを獲得した。
■Q1
ノックアウト方式の予選Q1は、気温28度、路面温度36度の下、日差しがあった午前中の公式練習とは一転し、黒い雲が立ち込めるなかウエット宣言が出されるコンディションで行われた。
予選Q1開始時刻の14時10分時点では、小雨がぱらつく微妙なコンディション。セッションがスタートすると各車が次々とタイムアタックを実施し、トップが激しく入れ変わる展開となった。
開始6分過ぎ、4番手につけていたシンティアム・アップル・ロータスが4コーナーでコースオフ。これにより赤旗が提示され、セッションは一時中断となる。
セッションは14時21分に再開。ここでトップタイムを更新したのは、埼玉トヨペットGreenBraveマークX MCの番場琢だったが、このタイムを各車が続々と塗り替えていく。めまぐるしくトップが入れ替わるなか、SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が1分18秒836で1番手に浮上した。
その後、このタイムを更新する車両は現れず、BRZはQ1をトップ通過。これにUPGARAGE BANDOH 86、VivaC 86とマザーシャシー勢が続いた。
なお、午前中の公式練習でクラッシュし、マシンリヤに激しいダメージを負っていたマッハ車検 MC86 GTNETは、予選出走を見合わせている。
■Q2
予選Q2を迎えるころには雨もやみ、セッションはドライコンディションで推移。
まずリーダーボードのトップに立ったのは、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3の吉本大樹。しかし各車タイムアタックに入るところで、マネパ ランボルギーニ GT3の織戸学がSPコーナーのひとつめでバランスを崩して、スポンジバリアにクラッシュ。この影響でセッションは赤旗中断となった。
車両の回収が行われると、セッションは残り7分で再開。再スタートしたセッション直後、SYNTIUM RC Fの吉本が自身のマークしていたトップタイムを更新した。しかし、残り3分を切った時点でVivaC 86の松井が1分18秒657のタイムを叩き出し、トップに浮上。
セッション終盤に記録されたこのタイムは更新されることなく、VivaC 86が前戦オートポリスに続く2戦連続、またSUGOでは2016年に続き2年連続のポールポジションを獲得した。
2番手にはUPGARAGE86、3番手にはSYNTIUM RC Fがつけている。
また、この予選Q2ではHitotsuyama Audi R8 LMSがトラブルか、赤旗中断前にスローダウン。自力でピットに戻ったが、セッション再開後も姿を現さず、タイムアタックすることなく予選Q2を終えた。
スーパーGT第4戦SUGOの決勝レースは23日(日)、14時30分にスタートする。