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『セシルのもくろみ』低視聴率でもSNS受けは抜群!? 真木よう子Twitterのアクティブさ

2017年07月21日 19:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 視聴率がまたもワーストを記録してしまった『セシルのもくろみ』(フジテレビ)。先週7月14日に放送された第1話の平均視聴率は5.1%、そして昨日7月21日に放送された第2話では4.5%を記録している(ともに関東地区/ビデオリサーチ調べ)。しかし、SNSをはじめとするネット上での盛り上がりは、今シーズン放送中のドラマの中でもトップレベルである。その理由は、なんといっても主演の真木よう子がTwitterを開設し、刺激的な投稿を連発しているからにほかならない。第1話放送前には、土下座して「観てください!」という動画を投稿。放送を終えると、「私は悲しいんでません。むしろ更に燃えて来ました」(原文ママ)と、自ら低視聴率に言及しつつも、力強いメッセージを投稿。さらに、一般視聴者からのリプライにも応じたりと、かなりアクティブなのだ。


(参考:吉瀬美智子、多彩な役柄で完全復活へーー『ブランケット・キャッツ』色気を封印した演技


 本作の第2話では、真木演じる主人公・宮地奈央が、人気読者モデルを目指すため、女性ファッション誌『ヴァニティ』のカバーモデル・浜口由華子通称“ハマユカ”(吉瀬美智子)に憧れ、彼女の行動をすべて真似し始める姿が描かれた。宮地は、ハマユカのinstagramを見よう見まねで、エステや酵素風呂を満喫している写真や、コールドプレスジュースを飲んでいる写真を投稿。ダイエットを始め、ハマユカからもらった服を着て、パート先や撮影現場を訪れた。


 ハマユカの服に身を包み、浮かれ気味の宮地に、カリスマヘアメイクの安原トモ(徳井義実)は「くまもできてるし、肌もくすんでる! 30歳過ぎた女が無理なダイエットなんてしたら貧相になるだけだよ」と駄目出し。また、その直後には、『ヴァニティ』の編集デスク・黒沢洵子(板谷由夏)から「何なんですか? あのインスタ。宮地さんらしさのかけらもないじゃないですか」と説教を受けてしまう。他のモデルと同じようなことをしてもしょうがない、どんなに真似をしてもオリンピック選手にはなれないと諭され、「宮地さんに求められているものは、宮地さんらしい努力の仕方なんじゃないの?」とアドバイスされるのだ。そして宮地は、自分らしさを取り戻し、ハマユカを真似するのではなく、ハマユカを観察することで、自分の中にどう取り込んでいくかを考え始めるのだった。


 一方、彼女を演じている真木自身もまた、宮地のように自分らしい方法で、少しでも番組に注目してもらおうと奮闘している。その試みのひとつが、冒頭でも触れたTwitterでの投稿で、ドラマの番組公式Twitterやinstagramよりも積極的である。ドラマの役柄と重ねて見ている視聴者も多いのか、彼女の活動を応援する声は多い。
 次週の放送では、宮地が葉山にあるハマユカの邸宅を訪ねると、ものもらいを患っていたはずのハマユカが、夫・浜口和真(神谷佑)によるDVでケガをしたことを知る。警察に行くべきだと主張する宮地をハマユカはその必要はない言い張るが……。予告映像では、「浜口和真はアル中」という大きな見出しが打たれた週刊誌のページが映されていた。ページにはハマユカの写真も掲載されている。果たして、宮地にとって憧れの存在であるハマユカはどうなってしまうのか? そして、女同士のマウンティング合戦の行方は? 真木よう子のTwitterを楽しみながら、次週を待ちたい。


(大和田茉椰)