12月9日からテアトル新宿ほか全国で公開される入江悠監督の映画『ビジランテ』の追加キャストが発表された。
出演が明らかになったのは、吉村界人、間宮夕貴、岡村いずみの3人。吉村界人は、鈴木浩介演じる3兄弟の次男・二郎と共に地元の自警団で活動する石原陸人役、間宮夕貴は大森南朋演じる長男・一郎と共にヤクザに追われるサオリ役、岡村いずみは桐谷健太演じる三男・三郎の経営するデリヘルで働く亜矢役をそれぞれ演じる。発表とあわせて3人の場面写真も公開された。
吉村界人は同作への出演が決まった時を振り返り「入江監督のようにオリジナルでこういう作品をやる監督は今稀有ですし、こういったテイストが僕は好みでもあるので、ここで他の作品とも、先輩方とも、勝負するんだと、冷静に想像しました。冷静と情熱の間で、胸騒ぎがしてました」とコメント。
大森南朋との激しい絡みのシーンもあるという間宮夕貴は「この作品に出会ったことで私は大きく変われた自信があります。皆様も心が震えて、燃えてグチャグチャにかき乱されて欲しいです」と語っているほか、岡村いずみは「今回演じた亜矢は、私にとって初めてとなる風俗嬢の役で、大変ではありましたが、監督の熱い想いを感じ、喜びと、なんとか食らいついてやる、という気持ちで挑みました」と明かしている。
『ビジランテ』は高校時代に失踪した長男の一郎、市議会議員を務める次男・二郎、デリヘルの雇われ店長である三男・三郎の3兄弟が父の死をきっかけに再会したことから、それぞれの欲望やプライドがぶつかり合い、凄惨な事態に発展していく様を描く物語。「MotionGallery」ではクラウドファンディングプロジェクトも実施中だ。
■吉村界人のコメント
僕は、オーディションの時から、陸人は僕しかいないんだ!と強く思っていました。だから決まった時は一人小さく頷きました。入江監督のようにオリジナルでこういう作品をやる監督は今稀有ですし、こういったテイストが僕は好みでもあるので、ここで他の作品とも、先輩方とも、勝負するんだと、冷静に想像しました。冷静と情熱の間で、胸騒ぎがしてました。
■間宮夕貴のコメント
1月の撮影、己との戦いはありますが、寒さとの戦いも激しく、キャスト、スタッフ、命を削って撮影しました。入江悠監督の世界に入って今までの人生をかき乱されました。こだわりの強さ、粘り強さ。現実なのか映画の世界なのかわからない状態で五感を研ぎ澄ました作品です。この作品に出会ったことで私は大きく変われた自信があります。皆様も心が震えて、燃えてグチャグチャにかき乱されて欲しいです。
■岡村いずみのコメント
入江監督の『太陽』の長回しのシーンに心を射抜かれ、いつかご一緒できたらなと思っていたので、お話をいただいた時は本当に嬉しかったです。今回演じた亜矢は、私にとって初めてとなる風俗嬢の役で、大変ではありましたが、監督の熱い想いを感じ、喜びと、なんとか食らいついてやる、という気持ちで挑みました。厳しい寒さの中、スタッフキャストのみなさんと必死で生きた日々は、過酷ながら幸せな時間でした。みなさんにどう受けとってもらえるのか、楽しみでなりません。