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スーパーフォーミュラ:JRP、第4戦/第5戦のソフトタイヤの運用方法を発表

2017年07月20日 18:32  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第4戦/第5戦で使用されるソフトタイヤ。レッドのラインが入り、見た目にも区別がつけられる。
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、7月8日に発表されたソフトタイヤの運用方法について発表した。

 ヨコハマのワンメイクで開催されているスーパーフォーミュラは、レース展開の活性化を狙い2016年のツインリンクもてぎ戦で“2スペックタイヤ”を投入。今季も第4戦ツインリンクもてぎ/第5戦オートポリスで新しいソフトタイヤが投入されることが8日に発表された。

 今季のソフトタイヤは、横浜ゴム開発本部の渡辺晋プランニングジェネラルマネージャーによれば、スポーツランドSUGOでテストした際に、1周あたりコンマ5~8秒速いタイムで周回が可能。一方で、1レースはもたない仕様が目指され、レース中にタイヤ交換がほとんど不要なほど安定してパフォーマンスが発揮できている現在のミディアムタイヤとは異なり、レース展開に幅が出ることが期待されている。

 そんなソフトタイヤについてJRPは、第4戦もてぎと第5戦オートポリスの運用方法を発表した。詳細は下記のとおりだ。

■第4戦ツインリンクもてぎ
・第3戦からの持ち越しタイヤ:ユーズドミディアム×2セット
・新品供給タイヤ:ミディアム×2セット/ソフト×3セット

・金曜専有走行で使用可能なタイヤ
ユーズドミディアム/ソフト

・土曜フリー走行/予選で使用可能なタイヤ
ミディアム/ユーズドミディアム/ソフト/ユーズドソフト
※タイヤマーキングは手持ちの中から6セットに実施

・日曜フリー走行/決勝で使用可能なタイヤ
ミディアム/ユーズドミディアム/ソフト/ユーズドソフト
※雨天等により決勝レース前までの全セッションで、ソフトによる走行機会がなかった場合は、安全上の理由によりソフトの使用は中止。
※決勝レースは、ミディアム/ソフトの2種類の使用を義務付け。ただしソフト使用が中止された場合は適用外。

・第5戦オートポリスへの持ち越しタイヤ
ユーズドミディアム/ユーズドソフト
持ち越しタイヤは、ユーズドのミディアム、ソフトのなかから2セット選択可能

■第5戦オートポリス
・第4戦からの持ち越しタイヤ:もてぎで選択した2セット
・新品供給タイヤ:ミディアム×2セット/ソフト×2セット

・金曜専有走行で使用可能なタイヤ
ユーズドミディアム/ユーズドソフト

・土曜フリー走行/予選で使用可能なタイヤ
ミディアム/ユーズドミディアム/ソフト/ユーズドソフト
※タイヤマーキングは手持ちの中から6セットに実施

・日曜フリー走行/決勝で使用可能なタイヤ
ミディアム/ユーズドミディアム/ソフト/ユーズドソフト
※第4戦もてぎから第5戦オートポリスの決勝までの全セッションで、ソフトによる走行機会がなかった場合は、安全上の理由によりソフトの使用は中止。
※決勝レースは、ミディアム/ソフトの2種類の使用を義務付け。ただしソフト使用が中止された場合は適用外。

・第6戦SUGOへの持ち越しタイヤ
ユーズドミディアム×2セット

 なお、第6戦SUGOは通常どおりミディアムが使用されることになるが、第4戦/第5戦でもし天候等の理由でソフトが使用できなかった場合は、未使用のソフトの状況を確認のうえ、SUGOでの使用の可否をJRPとヨコハマが協議するという。

 今季はレッドのラインが大きく入り、見た目にも分かりやすくなった新ソフトタイヤ。もてぎでは新品3セットという数を各陣営が週末通してどう使いこなしていくのか、そしてどんなレース展開になるのか、楽しみにしたいところだ。