スーパーGT300クラスにポルシェ911 GT3 Rで参戦するD'station Racingは7月20日、スポーツランドSUGOでの第4戦、富士スピードウェイでの第5戦で藤井誠暢のパートナーに、元嶋佑弥を起用するとチームのFacebookページ(https://www.facebook.com/DstationRacing/)で発表した。
D'station Porscheは今季、藤井誠暢をエースとして、第1~2/6~8戦をポルシェファクトリードライバーのスヴェン・ミューラーが、第3~5戦をアンドレ・クートがドライブする参戦予定を組んでいた。
しかし、クートはスーパーGTと並行して参戦していたチャイナGTのズーハイ戦で、ウエット路面のなかクラッシュ。腰椎を負傷してしまい、第4戦/第5戦への参戦が厳しくなってしまっていた。チームでは入院中のクートと連絡をとりながら対応を協議したが、残念ながら出場は不可能という判断に。急遽代わりのドライバーを探したという。
その結果、チームは7月12日に富士スピードウェイで開催されたメーカーテストでD'station Porscheをドライブした、元嶋を藤井のパートナーとして第4戦/第5戦に起用すると発表した。
今季はJLOCで第3ドライバーを務めている元嶋は、2015年のポルシェカレラカップ・ジャパンのチャンピオンで、16年にはTeam TAISAN SARDのアウディをドライブ。印象的な速さをみせており、ポルシェの経験も含め、非常に強力な代役なのは間違いないだろう。
D'station Porscheは第2戦富士でも表彰台を獲得したほか、7月12~13日のテストでもトップタイムを連発しており、第5戦はトップを争う存在になりそう。元嶋への期待も大きなものになりそうだ。