7月21日からテレビ東京系で放送される連続ドラマ『下北沢ダイハード』の追加キャストが発表された。
『下北沢ダイハード』は、11人の劇作家が「下北沢で起きた人生最悪の一日」をテーマに、毎回設定や登場人物の異なる1話完結のコメディードラマを書き下ろすオムニバスドラマ。古田新太と小池栄子が案内人を務める。
今回出演が明らかになったのは第5話から第8話までのキャスト。青柳翔、臼田あさ美、柄本時生、片桐仁、加藤諒、佐藤二朗、佐藤隆太、田中要次、夏菜、馬場ふみか、松本穂香、森川葵、渡辺真起子、和田聰宏らが名を連ねている。
夏菜、和田聰宏、柄本時生は、福原充則(ピチチ5)が脚本を手掛ける第5話『最高のSEXをする女』に出演。柴幸男(ままごと)の脚本による第6話『未来から来た男』では、2037年から現代のヴィレッジヴァンガード下北沢店に送り込まれたロボット・シーモキーター役を佐藤二朗が演じるほか、片桐仁が本人役で登場する。
また佐藤隆太、臼田あさ美、田中要次は、上田誠(ヨーロッパ企画)脚本の第7話『手がビンになった男』で共演。根本宗子(月刊「根本宗子」)が脚本を手掛ける第8話『彼女が風俗嬢になった男』には青柳翔、森川葵、馬場ふみか、渡辺真起子らが出演する。
■夏菜のコメント
やばいです(笑)!想像していた5倍ぐらい大変でした!
私がずっと喋ってるなって思った台本ではあったんですけど、まさかこんなに時間がかかって、こんなに体力が消耗される撮影だとは思ってなかったから、疲れました(笑)。
でも楽しかったです!
みどころはやっぱり、天使と悪魔といいますか、私の中のやりとりが面白いと思うんですね。面白く演じることが出来ているかわからないので、不安でもあるんですけど、視聴者の方にはそこを楽しんでいただきたいです。
■和田聰宏のコメント
この話、バカバカしいんですよ(笑)。それが楽しかったですね。エッチ1回のためにこんなに(笑)必死になれるという、人間って面白いなというところが見えたらいいんじゃないかなと思っております。
■柄本時生のコメント
ちょっとシリアスでもあり、コメディーでもあり、でもスカッとするような話でもあり。
心打たれるものが絶対あるような作品だと思うので、ぜひご覧になって下さい!
■佐藤二朗のコメント
僕はこの作品では全裸になるんですよ。「シーモキーター」ということで。生まれて初めて前貼りというものをしました。下北沢のヴィレッジヴァンガードというサブカルの聖地的なお店を全裸で歩かせて頂き、非常に貴重な経験が出来ました(笑)。
本当に本が面白いですし、監督さんも新進気鋭の方です。
そしてもちろん『ターミネーター』という絶対的な元があるので、本当にそこをリスペクトした上で、なるべく誠実にパロディーをやろうと思っています。元を知っている方も知らない方も、内容が面白いので、楽しんで頂けると思います。
■松本穂香のコメント
裸の男の人がいる中でみなさん真顔だったりして(笑)、面白い空間だなって...カオスな感じが楽しかったです。
私が演じたサラは本当に何色にもまだ染まってなくて、純粋無垢な、「どこなんだここ?」っていう日本のどっかすっごいド田舎から来た、なまりになまりまくっている女の子です(笑)。下北沢に憧れて、そしてサブカルにハマっていきます。
面白い人たちがいっぱい出てきて、服を着ていたり、いなかったり(笑)、人であったり、動物であったり。普段見られない世界をたくさん見ることができると思うので、そこにも注目して頂いて、わたくしコヤマ・サラのなまりにも注目して見て頂けたらなと思います!
■加藤諒のコメント
僕が大学で演劇を勉強していた時に、既に注目されていた劇作家の方や、これから来るぞと言われていた方たちの名前が多く連なっているドラマです。
僕が出演した「未来から来た男」はたぶんゴールデン帯ではできないものです(笑)。少しシュールな感じで、普通にやっていたらちょっと伝わらない感じの作品をドラマでやるっていうのが、すごい面白いなと思いました。
サブカルがテーマになった作品ですが、僕はサブカルってどういうものを指すのかよくわからないんです。
でも、自分が好きなものを人に言うと、サブカルって言われるんで、そう考えると僕はサブカルが好きなんでしょうね(笑)。
ですので、この作品も大好きです!
■片桐仁のコメント
ヴィレッジヴァンガードの下北沢店には、僕開店してからずっと来てますね。下北に住んでたんで、昔、風呂なしに。このお店が出来た時に、夜12時までやってたんで、毎日来てましたね。週3~4で来てましたね。何かヒントがあるんじゃないかというのと、ここにどうやったら自分が参加できるのかなってずっと思ってました。
ここにラーメンズのDVD、ビデオとかCDが置かれた時は嬉しかったですね。ネタCDを出した時に、ヴィレヴァンさんはすごくいっぱい売ってくれたんですよ。だから今回、片桐仁役で、ヴィレッジヴァンガードで、しかもよく通っていた下北沢店が舞台なので、縁を感じますね。
■佐藤隆太のコメント
今回撮影現場に、この作品の本を書いてくださった上田(誠)さんが顔を出して下さったんです。きっとみなさんかなり気合を入れて本を書いていらっしゃるでしょうから、そんな面白い企画の仲間に入れて頂けてすごく光栄です。僕は自分が出る作品しか本を頂いていないので、他の話を観るのもすごく楽しみです。僕が演じたキヨシという男は、「ひよこ豆スティング」という劇団に所属している、小劇場役者なんですけど、今回ひょんなことをきっかけに、どんどんどんどん思いもよらないような事態に、ぐるぐるぐるーっと巻き込まれてしまいます。想像もつかないような、非常にスケールのデカい渦に巻き込まれていきます。みどころは...“どこまで行くんだ”っていう世界観ですね。予備知識なく楽しんでもらいたいと思います!
■臼田あさ美のコメント
先輩達の中で真剣にコメディを演じるというのがすごくいい刺激になりました。面白かったです。豪華な企画ですごく贅沢ですよね。(この作品のストーリー展開は)もしかしたら普通の連続ドラマの脚本家さんにはなかなかないテンポ感だったり、ひとつのシチュエーションの中で生まれるエピソードっていうのは、劇団の方が書かれたからこそなのかなとは思います。これでもかっていうぐらいに「え?こうなっちゃうの」みたいな、演じている私自身も、そして観てる側の方も振り回されるような展開がたくさんあります。1回や2回のオチじゃないような気がします。そこがみどころですね。
■田中要次のコメント
今回の本は深夜枠の短いドラマにしては、えらい力が入っているなーと思いました。本当にタイトルに真っ当だなと。僕が演じるのはただのバーのマスターかと思いきや...(笑)どんな画になるんだろうって楽しみにしています。
■青柳翔のコメント
パチンコ店でここまでがっつり撮影したのは初めてでした。この髪型とこの格好の役という機会はなかなかないので、すごくいい経験させてもらいました。現場では、撮影してない時はすぐ確変が入るんですけど、撮影している時に確変が入らなくて大慌てしていました(笑)。それも含めてパチンコだなーって。のりおというダメダメな人間と、ゆかいな皆さんとのドタバタコメディ、ぜひたくさんの方に楽しんで頂けたらと思います!
■森川葵のコメント
今までの人生でパチンコ屋さんに入ったことがなかったので、パチンコ屋さんに入っての撮影というだけで、キラキラした感じというか、現場の雰囲気がもう、これまで味わったことのない場所でした。それだけでも楽しかったです。全体的にすごい面白いから、みどころが「ここ!」って言いきれないです。馬場ふみかちゃん、今回現場ではお会いできなかったんですけど絶対可愛いでしょうし、青柳さん演じるのりおのクズ感もみどころだと思うし(笑)。本当に全体を通してみどころ満載すぎて、「ここ!」って言いきれないのがみどころだと思います!
■馬場ふみかのコメント
自由にお芝居をさせて頂いていてすごく楽しかったですし、またひとつ新しい役柄に挑戦できたなって思っています。
本当に“根本宗子さんワールド”っていう感じで。その中でひとりひとり、みんなダメな人たちですけど、必死に生きてる姿がすごく愛おしく見えると思います。そういうところを見て感じて頂けたらなと思います!私はまだ(根本さんの舞台を)観に行けてないんですけど、まわりの友だちから「女の子がすごく好きだと思う」っていうのは聞いていたんです。
観に行きたいなと思ってたところに、この話をいただいたので、すごく嬉しかったです。(観るより先に)出る方になっちゃいました!
■渡辺真起子のコメント
新しい挑戦となりました。自由にお芝居をさせていただいて楽しかったです。
登場人物はなんかダメな人たちですが、どこか憎めず愛しい下北沢の住人達です。
そんなところをクスクスしながら見ていただけたらと思います。