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一等車両は容疑者で満室!? ケネス・ブラナー監督・主演『オリエント急行殺人事件』ポスター

2017年07月20日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 12月8日に公開される映画『オリエント急行殺人事件』のポスタービジュアルが公開された。


参考:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルスらの役柄が明らかに 『オリエント急行殺人事件』予告編


 本作は、アガサ・クリスティーの小説『オリエント急行の殺人』をベースにしたミステリー。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で起こった、尊大な富豪ラチェットの刺殺事件を、“世界一の探偵”エルキュール・ポアロが解決するため奮闘する模様を描く。


 公開されたポスタービジュアルには、“その日、一等車両客室は容疑者で満室でした。”というコピーとともに、煙を吐きながら走行するオリエント急行と、ポアロの姿が描かれている。


 『ヘンリー五世』のケネス・ブラナーが監督と主演を務める本作には、刺殺された富豪を演じたジョニー・デップをはじめ、乗客として、ペネロペ・クルス(宣教師)、ミシェル・ファイファー(未亡人)、デイジー・リドリー(家庭教師)、ジュディ・デンチ(公爵夫人)、ウィレム・デフォー(教授)など豪華キャストが集結。監督することを即決したというブラナーは、「これだけの顔ぶれが勢ぞろいすると考えて、首筋の毛が逆立つような気がした」と振り返り、「我々が目指したものは、新たなアプローチを見つけることだった。素晴らしい音楽というのは生涯を通して耳にするものだし、私は個人的に、さまざまなバージョンの音楽を楽しんでいる。そういう意味でも、私たちは自分たちのバージョンに落ち着きたいと思っていた。だからこそ、一流のストーリーは何度も伝える価値があると思っている」と、クリスティーの名作を再映画化する意義をコメント。


 続けてブラナーは、「列車はエキサイティングで、魅力に満ち、ロマンがあり、しかも破壊的にもなり得る。速いスピードで移動し、孤立状態を生み、危険な場所でもあるから、閉所恐怖症を引き起こすような閉ざされた環境となり、その中で人々はためされ、神経をすり減らす。そして、良く出来た物語の要素であるドラマや対立が生じる。だから、列車は内側でも外側でも、とても順応性のある環境になった」と、事件が起こる列車をキャラクターとして捉えていることを明かした。(リアルサウンド編集部)