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孤児の少女が“母親をお金で買う”ことを決意 『ブランカとギター弾き』本編映像&新場面写真

2017年07月19日 19:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 7月29日に公開される映画『ブランカとギター弾き』より、本編映像と新場面写真が公開された。


動画はこちら


 本作は、日本人として初めて、ヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作された、長谷井宏紀の初長編監督作。“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きピーターの、“幸せを探す旅”を描き出す。


 このたび公開された映像は、物語の始まりとなるブランカが“お母さんをお金で買う”ことを思いつくシーン。母親を恋しく思う日々を送っていた孤児のブランカは、ある日、街中で何気なくテレビを観ていた時に、女優のオリベリアが自分と同じような孤児の女の子を4人目の養子として引き取ったというニュースを目にする。思わず立ち上がり、食い入るようにそのニュースを観るブランカに対して、一緒にテレビを観ていた男がオリベリアを指し、「俺に金があったら買いたいよ」と呟く。「いくらで買える?」と聞くブランカに、男は「そうだな。3万ペソぐらいだな」と返答。お金があれば何でも買えると気づいたブランカは、この瞬間、母親をお金で買うことを決意する。


 あわせて公開された場面写真には、母親になってくれる人を求めるポスターを持って街を歩くブランカの姿が写し出されている。(リアルサウンド編集部)